2005年04月30日

底辺なもの24 ご近所づきあい

さて、今日は私のご近所さんについて書こうと思います。

私がここに引っ越して来たのは今年の2月。

この地域に住もうと思ったのは
仲良しの底辺ズ仲間が棲息している、ということと
前住んでいたところに比べて
わたしがよく出没する恵比寿やら青山まで交通の便が良いっていうのが
最たる理由です。

やはり底辺ズたるもの、週末の過ごし方を中心に
住まいを考える。もちろん職場にだってそこそこ近いですけど。

一応会社員を4年やってて、
独身で好きなようにお金が使えるありがたい状態ですから
住まいもさすがに学生時代と代わり映えの無い1Kっていうのは
どうだろう。とおもい、
1DKの物件を探しておりました。

どっこい、これが全く見つからず、
家賃に10万円以上もかけるほどの収入もないわたしが
あきらめかけたそのとき。

たまたま入った小さな不動産屋さんのおばあちゃん(齢70歳)が
「これなんかいいんじゃない?」と手書きの間取り図を持ってきました。

聞けば不動産屋さんと仲良しの大家さんで
つい最近部屋が空いたばかりなのだとか。

わたしの苦しい懐事情を察してか、
家賃は言い値でどうにかなるらしい。
間取りも1DK。もうこれは乗るしかありません。

行ってみると大家さんの家に隣接、というか同じ1軒屋の屋根の下。
1階に一部屋、2階に一部屋で住人は2人というアパートです。

東京のマンション住まいも良いですけど
田舎の実家にいた頃を思わせる閑静な住宅地に安心感を覚えて
1階だったのですけれども即決してしまいました。

大家さんは一人暮らしの70歳のおばあちゃん。
でも独り身(独身で通したのかはわからないですが、お子さんはいないようです)なので
とても若々しい。
週末はいつもお友達がやってきたりおでかけしたり、
それはもう楽しそうです。

上に住んでいるのは33歳のキレイな女性でフジイさんと言います。
とてもではないですが、33歳には見えないくらいで
わたしと同い年っていっても全然通用しそうな方です。

これまた独身なのですけど
表参道というおしゃれゾーンに勤務されていたり
わたしと同じ県出身なのだそうで、かなりグッとくるものがあります。

このおばあちゃんが面白い方で、
せっかくご縁があってひとつところに住む事になったのだから
仲良く楽しくしましょうね、ってことで
半年に一度くらいは、2人の住人+大家さん+大家さんの姪御さんの
4人で近所に食事に行くのが常となっているようです。

そして新しい住人となったわたしの歓迎、ということで
少し遅くはありますが先日食事会が催されました。

実を言うとですね、わたしは人付き合いってものが苦手で
会社の宴会なんかもできれば行きたくないし
仲の良い友達と会う以外には
他の人に干渉されたくないっていう嫌なタイプの人間でして。

正直この部屋に引っ越してくるのも
大家さんが隣に住んでて、いろいろうるさく言われたりするなんて
耐えられないな…とか思っていたのです。

それに輪をかけてこのお食事会。
少し不安でもありました。
こんな底辺ズなわたしがちゃんと理解されるのであろうかと。

結果的に言えば、そんな不安はすぐに払拭されました。

聞けば姪御さんも40代独身@麻布十番在住。
聞こえは良くありませんが、要は世に言う負け犬3人+負け犬予備軍1人の
お食事会だったわけです。

おしゃれとか、都会的、というよりは
この東京のド真ん中にあって下町的な雰囲気のプンプンする界隈ですけれども
おいしい焼き鳥屋さんでたらふくごちそうになりました。

フジイさんは実にお酒が強くて
ここに住んで7年目なのだそうですが
近所のたいていの居酒屋は制覇しているというツワモノ。

姪御さんは麻布十番に住んでいるけど
よく大家さんの家に遊びに来て、
大家さんのためによく近所のグルメナビをかって出ているのだとか。
お酒も強いしタバコも大好き、
姉御肌のすてきな方です。

まぁとにかく、これまでには接した事のない雰囲気っていいますか。
まさか東京での一人暮らしでそんな出会いがあるとは思いませんでしたよ…。

なんだか家族のように迎えてもらえて、
楽しく過ごしました。

そういえば家賃は引き落としでも良いのですけど
月に一度くらい会話するのもいいわね、ってことで
家賃はお隣の大家さんのところまで現金を持って行きます。
そしてお野菜とかミカンとかをごろごろいただくことも
しばしばです。

ほんとうに東京でしょうかここは。

いろんな話をしたけど
大家さんのひとことがとても印象に残っています。
「あんたねぇ、人生一回っきりしかないんだから、
 好きな風にすりゃぁいいのよ、楽しまなきゃ損よぉ」
誰に言われるよりも、70年も生きてきたおばあちゃんが言うんだから
説得力あります。

最近の女性が結婚したがらない、
子どもを産みたがらないっていうことにも
おそらく大家さんと同世代の方ならお説教のひとつもされそうなものですが
この方は「自分が食べていける稼ぎがあるんだったら別にいいんじゃない」と
サラリと言ってのける。

別に結婚とか焦っている訳でもなく
できないならできないでいいよなーと常々思っているのですが
ますます勇気づけられました。
現にそうして生きている人が目の前に3人もいるのです。
ビバ底辺ズ!

今日はゴミを捨てに出ると大家さんが家の前を掃除していて
庭に植えてあるいろんな植物について
教えていただきました。

わたしは植物の名前とか全然知らなくて
お恥ずかしい限りなのですが
わたしの底辺ズ生活も何かちょっとずつ変わって行くかもしれないなぁ、と
そんな予感に満ちているGWです。

今日は友達と4月にできたばかりのカフェ(底辺なもの16 カフェ参照)に
再び行く事になっております。
めざせ常連さん!

新しい出会い、なんだかわくわくしますね。
posted by 底辺ズ隊員 at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月29日

底辺なもの23 猟人日記

以前にもシアター・イメージフォーラムについては
書いた事がありましたけれども。

一週間ほど前でしたか、仕事でたまたま渋谷近辺に外出して
直帰だったので、このまま帰るのはもったいないってことで
久々に映画館に出向く事にしました。

平日の夜の映画館、特にミニシアターともなりますと
観客の数なんて両手で数えられるんじゃないかということも多々あります。

こんなときの人間ウォッチングもなかなか面白いんですけどね。
その話はまたいずれ。

私がみたのはユアン・マクレガー主演「猟人日記」。
もうタイトルからして普通の女性が見るような代物ではなさそうですけれども
間違っても「きみに読む物語」とかには
行きたいと思えないところが悲しすぎる。

ミニシアターの映画館に通いつめていた頃に比べて
最近の映画にはめっきり疎くなってしまっておりまして。

今なにがやってるのかとか全く見当もつかず、
近くのスタバで休憩してからちょうどいい時間になるような回のが
いいなぁ…と思ったらこれを見ることになりました。

ユアン・マクレガーって私はどうしても
「トレインスポッティング」のイメージが激しく、
したがって退廃的な映画というかマニアックな映画に出る人でいてほしいな、と
密かに思っていたのですが
ムーラン・ルージュあたりから(見てないですけど)
ひょっとしてもうマニアックなのには出ないのかな、なんて
少し残念に思っておりましたが、やってくれました。

ううむ。

これはとある作家の自伝的小説の映画化なのですけれども
それは1950−60年代のビートニク作家、アレグザンダー・トロッキ。

原作を読んでいないので何とも言えないですし
ビートニクと言えばバロウズくらいしか知らないんですけれど(汗)
でもビートニクっていう言葉に反応してしまい、
そんな人の自伝っていうともう見たくなるっていうものです。

ちょっとネットで調べてみると、
ケルアックやバロウズを発掘したビートニクの先駆者だそうで。
(いずれもちゃんと最後まで読んだ事ないんですけどね…ダメダメです)

ビートニクな本は、
村上春樹の小説に出てくるエキセントリックな女の子をはじめ
現在進行形の小説家の作品にもたまに出て来たりしますので
なんだろなー、と気になってはいたのです。

…確か「スプートニクの恋人」にでてくるすみれは
ケルアックを愛読していたような気がするのですが…。

私のビートニクの知識は全くと言っていいほどないので
未だ全容は計り知れないのですけれども
この映画もイメージ通り、途中からもう何が現実で幻想なのか、
仕事に疲れた自分がウトウトして夢見てるんじゃないかとかもう
ストーリーがよくわからなくなって、不思議なワールドが展開されておりました。

ネットで見てみるとエロティックサスペンスとか書かれてたりしますけれども
そんな陳腐な言葉で表すには実にもったいない。
ユアン・マクレガー演ずる無口な男の演技もすごくウットリしてしまいましたし
(何だか歳取ったんだなユアン…とか思ってしまいました。
 でもそれがかなりいい味出してる!)
ただダメな男なだけじゃなくて、
途中から彼の周りで
わけのわからない深淵がそこここにパックリと口を開けているような
そんな退廃っぷりがいたく琴線に触れるところでありました。

なんて言うんでしょう。
私の貧相なボキャブラリーでは前述の寺山修司といい
うまく形容する事がままなりませんけれども
ビートニク的なものっていうのは
普段は感じない心の深い闇のさらに奥にあるものを、
すぐそばにわざわざ乱暴にわしづかみで持って来てくれる、といいますか。
そういう感覚は、
手法は違うながらも寺山修司に似ているところがあるのかなと思います。
あくまで私の感覚ですけれども。

なぜかたまにはそういうのを見たり読んだりしないと、
なんだか自分がウソっぽいな、と思ってしまうのです。
いやかっこつけてるとかじゃなくて。ほんとに。

ハリウッド映画のハッピーエンドな結末をウソっぽいと思うのと同じで
自分がほんとに全力でハッピーエンドを望んでいるのかと言えば
どうしても違う気が。

しあわせな状態っていうのがどうしてもウソっぽいと思ってしまう。
それは世間的に言えば真っ向から間違っていると思うんですけど、
そこにどうしても浸りきれないあまのじゃく底辺ズ。

ずいぶん前の話ですけれど、
「しあわせになりたい!」と、とある友人が言っているのを聞いて
自分が「しあわせ」な状態ってなんだよ?と考えた事がありまして。

結局そのときには何も思いつかず、
その思いつかなかった事実に驚いたものでした。

しあわせの捉え方はまさに千差万別、
そこに明確な答えなんてないんですけど。
(こういうときに哲学の本を開いてみたくなるんですが)

こういう作品を見なくても普通に、生きていけると思うし
見た後で気持ちがいいと言えば大多数の人にとっては違うと思います。
それでもこういう作品を欲してしまう裏側には
いろんな知らない自分の側面をあぶりだすことで
自分の輪郭をはっきりさせていきたい。
何が好きで何が嫌いか。
何を心地よいと思って何をいたたまれないと思うか。

そして最終的には
何をしあわせと思って何を不幸と思うか。

そういう価値観の確認作業を、
実生活とは別の視点で積み重ねていけたらと思うからなのです。
(まぁこれってあとづけのこじつけなんですけど)

だから私の場合
映画鑑賞は単なる娯楽とは違うと言い切ってしまいますよ。ええ。


華やかなGWロードショーのかげで、
思わぬ発見があるやもしれません。


お時間のある方はぜひミニシアターへ。
posted by 底辺ズ隊員 at 13:46| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月27日

底辺なもの22 西 加奈子「サクラ」

ゴールデンウィークを直前に控え、職場の人たちも
そわそわと仕事にもあまり身が入らないこの頃ですが。

私はGW明けの仕事が心配で、
(入社5年目となると何やら
 ストレスフルなことを振られたりするものです…)
沈鬱な日々を送っていたのですが
本日晴れてその仕事から解放されることが突如決まり、
なんとも軽やかな気分でGWを迎えられそうです。

あまりの軽やかさに、打ち合わせのあと、
移動のエレベーターの中で鼻歌なんて歌ってしまって
先輩にギョッとされたほどです…

さてこれまでは鬱々と日々を送っていた為に
GWはガッツリ旅行なんて予定はいれていなくて
(入れようにも先立つものがないので無理なのですが)
これ幸いと、仕事を早めに切り上げて
職場の近くのデカい本屋に向かい
GWに読みあさるべき本を物色しに行きました。

その本屋はハードカバーがだいぶ充実していて
品揃えも私のお好みです。
いつもは男性作家の棚に居座るのですが
今日は珍しく女性作家の棚の前で
5分もしないうちに
2冊のハードカバーをささと手に取りレジに向かいました。

その選択の素早さからも
いつもよりいかに気持ちが大きくなっているかが
わかるというものです。

そして買った本を休みまで我慢できずに開いてしまうところも
我慢の足りない底辺ズたるところ。

普段会社帰りに本を読むっていうのは
仕事がヒマなときに良くやるのですが、
私が読書用に使っている場所というのがとあるマクドナルド。

マクドナルドっていうと、高校生がたまっていたり
何かと人口密度が高いのと騒音で
長時間居座るなんてありえないイメージがありますけれども
私が行くマクドナルドっていうのは
「大人がひとりで時間を過ごす用」に作られているのです。

普通ならテーブルがだぁーっと並んでいるスペースを
真ん中がどーんと壁で仕切られていて
カウンター席があったりその向こうがテーブル席だったり。

ひとりで過ごす人が多いっていうのを
うまいことキャッチしているなと。
カウンター席には2−3席にひとつずつくらいコンセントが配されていて
たぶん無線LANなんかも使えちゃったりするんじゃないでしょうか。

改装して間もないっていうのもありますけれども
雑然としたマクドナルドのイメージとは程遠い、
それこそ小ギレイなマックとでもいいましょうか。

そんなところに高校生がタムロするはずもなく、
当然読書好きな人やら待ち合わせらしきOLさんやらが
大抵一人で思い思いの時間を過ごしています。

さてそんな快適な場所で、
読書体制を整えいざ!とページを開いたが最後、
ほぼ1冊読了してしまいました(T_T)
GW用に買ったのになんという失態…。

気がついたら閉店の時間でお店を追い出されたため
正確には読了したのは帰りの電車の中だったのですけれども
もう、涙が出そうになるわなるわ。

私は映画ではめったに泣きませんが、
本では読みながらたまに泣いてしまいます。

でも今回の本は、読んだあとにじわじわとこみ上げてくる感じで、
やばかった。しかも歌まで歌いそうになった。
いや、実際電車の騒音で聞こえないしいいやー、と
涙をこらえつつ「…♪♪」と歌ってしまったなたぶん。

そこまで私の感情を揺さぶった本は
西 加奈子「サクラ」。
なんで歌ってしまうのかはネタバレなのでやめておきますけれども、
久々におすすめな小説です。

ブームになるずっと前に
市川拓司「いま、会いにゆきます」を読んだときも
電車の中で涙をこらえたものですが
それ以来の泣ける小説かなと思います。

市川拓司と同じくらい愛情にあふれた優しい文章で、
描く目線も似ているように思います。
きっとあの映画を見て泣いた(私は見ていないですけど…)人は
この本も泣いてしまうんじゃないでしょうか…

タイトルだけ見て買ったので、
まったく帯のコピーとか読んでいなくて
ストーリーに何の先入観もなかったというのもありますけれども
図らずも感動してしまいましたので
今日は勢いで一気に書いてしまいました。

本屋さんで見かけたらぜひそのままレジへ!

ちなみに一緒に買ったもう一冊の本は
酒井順子の最新刊「先達のご意見」。
帯には「負け犬の他流試合」。

私が師と勝手に仰がせていただいている瀬戸内寂聴氏も
この本に出てくるそうで楽しみですけれども。

なんだかなー…
ゴールデンウィーク。
posted by 底辺ズ隊員 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月26日

底辺なもの21 市役所前のキス

昨日は脱線事故のニュースにクギ付けになっており
NHKのフランス語会話もそっちのけでブログの更新どころではありませんでした。

そして今朝は出勤の電車に乗るのが憂鬱で。
もし山手線であんなことになったらどうなっちゃうんだろう…とか
考えつつも、でも乗らないと移動手段が無いので
乗るしかないのがサラリーマンの悲しいところです。

まだ幼い頃、京都の福知山というところに住んでいた事があるのですが
今回の事故は福知山線、ということで驚きました。
事故があったのは尼崎の方なので離れているとはいえ
知っている地名が繰り返しテレビから聞こえてくるのは
ほんとうに気持ちがざわざわします。

学生時代の友人も西日本に比較的多いので
亡くなった方の名簿なんか流れると、祈るような気持ちで
テレビを見つめてしまいます。
被害に遭われた方には、ほんとうに何と言えば良いのか…。

明日は我が身とはいえ、自衛策は何も無いんだな、
こういう可能性もあることを覚悟しておかなければならんのだなと
不安をかきたてられるばかりです。

さて、今日はそんな重い気持ちながらも
ネットでみつけたとあるニュースの話題。

あるカメラマンの署名入り写真が
2000万円で落札されたというニュースでした。

「市役所前のキス」という写真をご存知でしょうか。
恵比寿の東京都写真美術館の大きな壁に、
有名なキャパの写真と並んでいる写真です。↓
doi_01.jpg

東京都写真美術館は一時期めちゃくちゃ通っていた事があります。

というのも、写真美術館の中には映画が上映されるホールがあって、
そこは古いイタリア映画の特集上映だったり
マニアックなドキュメンタリーだったり、
もうそこらへんの映画館ではなかなか見られないようなセレクトの
映画が多いので、つい足を運んでしまうわけです。

写真美術館の「市役所前のキス」は、大きな壁いっぱいに
キスをするふたりが描かれているわけですけれども
私はどういうわけかこの写真がめちゃくちゃ好きです。

この写真が取られたのは50年以上前のパリ市内。
パリって言うところは昔も今も変わらずおしゃれな街なのですが
それが一目でわかる写真です。
まぁ映画のようなドラマチックな一瞬。

細かいところをみると。
男の人のマフラー使いだったり、仕立ての良いスーツ、
丈夫そうな鞄、持ち物のひとつひとつがとても上質上品なところも
お気に入りなところです。

そしてなんといっても
パリの空気がそのまま切り取られたような写真に、
何度見てもクギ付けになってしまいます。

パリという街が、いかに風景の変わらない街なのかというのが
よくわかります。50年前の写真とは思えないくらい変わらない。
何百年も前からあの風景で、これからもずっとあのままで
パリの人々を見守り続けるであろう建物の佇まいに
ため息が出てしまいます。

実際にパリに旅行に行ってみたとき、
あまりにも街が歴史そのもので驚くばかりでしたけれども
何が良かったってその街の風景となっているパリのひとたち。

午前中からクレープ屋でシードルをカパカパと飲み干す
陽気なおっさん連中がいたり、
かと思えば高そうなスーツに身を包んだ、
それこそ「市役所前のキス」の紳士のようなビジネスマンが
颯爽と歩いていたり。
(いやもう、後ろをついていきそうになりましたよ…)
タバコの火持ってる?なんて気軽に聞いてくる女子学生。
イラク戦争の開戦のニュースに釘付けで
いくら声をかけても聞いてくれない、
仕事をサボりまくりなホテルのオーナー。
(そんな時期に旅行に行ったわたしもアホですけども)

メガネの本を探している私(アホ丸出しの英語しか話せない)を
「このマドモワゼルのために探してあげてー」と
満面の笑顔で英語の話せるイケメン店員さんを呼んで来てくれた本屋のおばちゃん。
(うーむ。マドモワゼルって呼ばれる年じゃないよな…
 ちょっと情けない)

どれもこれも、一見冷たそうなパリの人々の
日常生活を垣間みることのできる、
小さくはあるがドラマチックな一瞬一瞬で、
思い出すだけでわくわく。これぞ旅行の楽しみですよね。

まぁそんなパリの思い出を呼び起こしてくれる写真でもあります。

ニュースにはその写真のモデルだという方の写真が載っていました。
20050426-00000092-kyodo-soci-thum-000.jpg
こんなおばあちゃんになっちゃったのね…と、
時間の流れを感じずにはいられません(;_;)


それでも変わらないパリの街。
次に行くときにはもっと話したり読んだりできるようになっていたい!ということで
今日ははりきってフランス語会話のテキスト5月号を入手しました。
そしてテレビ録画用のDVD-RWもビックカメラで購入。
もうちょっと生活に余裕があればフランス語を習いにでも行きたいところです。

英語でなくフランス語でパリを堪能する。
言葉の壁がなくなれば、また違った楽しみ方ができる!と信じて
今日もひとり「ぼんじゅ?ぼんそわ?」とつぶやく底辺ズでした。
posted by 底辺ズ隊員 at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月24日

底辺なもの番外編3 底辺ズ的ブランド考

今日はとてもよい天気。

こんな日は特に用事がなくても
とりあえずおしゃれして
カフェにでも出かけたくなるのが底辺ズ的週末というものですが
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて今日は、ブランドものを買う行為について
私なりの、多分に極端な持論を展開してみようと思います。
あまり理解してくれる人が多くない気もしますが
ここは寛大にお願いします。

ここでいうブランドものっていうのは
いわゆるスーパーメゾン(ヴィトンやらグッチやらディオール…?)を
さすことにします。

お店には商品があって、商品があるからには
それを作る人がいて、その人のつくるための労力だったり
商品の流通に関わる人たちの労力だったり
売る人の労力だったり、
あとはそれぞれの利益が上積みされて
商品の金額が決まります。

モノを買う、という行為は
商品に関わる人たちへの報酬になっていくわけですね。

(ものによっては作り手=売り手っていうことも
あるでしょうが、まぁここは一般的、ということで)

ブランドものっていうのが
なんで高いかっていうとやっぱり作り手側のコストはもちろん、
あとは流通やら売る側のコストも他のものよりも高めなんだろうと思います。

作り手側のコストは、
材料だったり人件費だったり、作る場所代だったり、
もうすべてが高いのでしょう。
ブランドのクオリティを維持する為にも、
材料費や高い技術のためのお金には
投資を惜しまないはずです。

デザイナーの描くデザイン画一枚にしても
名のあるデザイナーであればあるほど、
貴重で高級に違いありません。
そんなデザイナーのデザインした商品であれば
高くないはずがない。

売り手側のコストも、
ブランドの質を貶めないように、
ディスプレイにお金をかけたり
ちゃんと店員さんに教育がされていたり
高い給料が払われていたり、いろんな理由でかかっているのでしょう。

(ごめんなさい、商品が売られるまでの経緯については
 まったくの素人なんで全部想像です。)

そういうのが全部コミで、ブランドものの値段が決まっているわけです。

さてそんな風にして決まる値段に対して
我々消費者はお金を払う。

このお金は、これらの関わる全ての人たちの利益となりますね。


…うーん、なんだかマジメな話でいやになっちゃいますが
これも底辺ズ的消費生活の基礎知識、とりあえずがんばります…


では消費者側からはどうでしょう。

値段のついている商品に対してお金を払って
消費者が得るもの。それは物理的には商品ですね。

はい、底辺ズ的にはここからがミソです。

お金を払って他に得られるものがあります。
それは直接的にはお店からのサービス、接客ですね。

間接的にいえば、その商品が店頭に並んでいる事自体
商品に従事する人たちのサービスの結果なのですけども。

まぁとにかく

商品の代金=商品に関わる人たちのサービスの総額

ともいえるわけです。

つまり、商品に対してお金を払うということは、
いろんな人に対してサービスの代金を払っている事になる。

その商品が気に入れば気に入るほど、
「この商品をここに並べてくれて、出会わせてくれてありがとう」
なんて気持ちが湧いてくるというもの。
(おおげさすぎますか。私だけでしょうか。)

携わる全ての人に、感謝の気持ちを表す為にも
特に気に入った商品に関しては、
できるだけ定価で購入したいと常々思っていたりします。
それが作り手にたいする礼儀だと。

前にも書きましたが、セールの札のかかった商品というのは
それだけで悲しくなってしまう。
せっかくのブランドもの、そのもののオーラすら奪ってしまう。
これは見ていられません。

さてここでブランドものの話に戻ります。

日本人がブランドものを買いあさるようになって久しいですが、
パリのヴィトンに列をなす、Gパン&スニーカーの学生たちを見たときには
(卒業旅行シーズンだったもんで)
同じ民族だと思われるのが激しく嫌になりました。

それは凱旋門の上で
大声でしゃべりちらす大阪人のおばちゃんを見たときと
同じくらいの嫌悪感。

世に言うブランドものを購入する人が、
どれだけそのブランドについて知っているでしょうか。
もちろん、ただバッグの種類の名前が分かるというだけではないです。
本当に好きなら、そのバッグがどのような人によってデザインされ、
どのように作られ、店頭に並ぶに至ったのか。

まぁ知らなくても買ったって良いんですけど、
サービスを値段分享受するには必要な基礎知識ってあると思うのです。
店員さんとエスプリの効いた会話を楽しむ。なんてことも
大事なサービスのひとつでしょう。(勝手な想像ですけど)

ましてやディスカウントして買おうなんて発想は起こらないはず。
ただ安く手に入ればいい、というのは身勝手な発想だと思うのです。

世間で言うところのスーパーメゾンの発祥地であるフランスでは、
街を歩いた感触だと
ブランド物を身につけるのは妙齢のマダムと相場が決まっています。
そうでなければお金持ちのお嬢様か芸能人か。

ブランドものの価値とサービス、それを享受できるレベルに到達しなければ
ただ、身に付けているだけではアンバランスだということが
文化的に、極端にいえば遺伝子的に浸透しているんじゃないかと思います。

日本にもそういう文化があったはずなのですけども…


まぁとにかく、すぐにブランドものを質屋に入れたりする人は
商品の代金に何が含まれているかなんて思いを馳せた人はいないのでしょう。
価格はバッグの札についている値段でしかなくて、
それ以上でもそれ以下でもない。

それはあまりにも貧困な考え方だとは思いませんか?


・・・今回も何様!?と思う理論を展開してしまいましたが、
実際ヴィトンやらグッチやら、その手のブランドものは
自分にはまだ持てない、と思っています。

私に取っては
誰が見てもそのメゾンの作品だとわかるものを身につけるってことは
メゾンの歴史と気品に見合っている自信がなければできないこと。
例えばヴィトンを持っているのに、
極端に言えばあとはユ○クロやG○Pでコーディネートするようなマネは
たぶんできません。

…そこまでおしゃれに着こなす自信がないだけといえばそうなのかも…
とにかくまぁ、全体的にそれなりの格好をしないといけないような
気がしてしまうのです。

※あの、決してアンチユ○クロ、G○Pってわけじゃないです。
 実際アイテム持ってるしお金ないときには重宝しています。

そういえば私の持ってるバッグの中には
ふつうにブランドものバッグが買えそうな値段のものも
ありそうな気がしますが…

自分がその値段に見合う内面、外見かどうかは
自問自答していたりします。
ここは、ほんとうに難しいところです(;_;)

どうしても外見だけ良ければOK、という発想になりがちですが、
それだけでは空虚なだけ。
知性、教養も伴わなければイカン!と常々思っております。
思っているだけでそうそう身に付くものではないですけれども、
せめて自分の知的好奇心には正直でいたいものです。

それにしても財布くらい
ブランドものとは言わないまでも
もうちょっとましな財布にした方が良いのでしょうか。

今使っているのは、とある雑貨屋さんで買った
ショッキングピンクのフェルト製がま口財布。(1600円)
非常にキュートなので手放せないでいます。

財布探しに行こうかな…
posted by 底辺ズ隊員 at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月23日

底辺なもの番外編2 底辺ズ的賃貸生活

最近ブログの更新がおそろかになっておりますけれども
やっとこ週末なので今日は頑張って書こうと思います。

それにしても
誰に宛てて書いているでもない(でも読まれてる事は意識していたり)のに
何人かの方には読んでいただけているだけで
ありがたいというものです。

実際周囲の友人などには
ほとんど教えていないし、
他のブログに自分からトラックバックなどの
宣伝活動もしていないので
検索してたどり着いていただくしか底辺ズへの道はありません。

そんな我こそも底辺ズ、という方がいらっしゃれば
ぜひぜひコメントでも(そいえばまだ誰も…(;_;))
メールでも、残していってくださいませ。

さて今日は底辺ズ的考察第2弾です。

こうやっていろいろ書いてきてはや1ヶ月経ちましたけれども
私生活では見た目重視なくせに、
IT関係の仕事してるくせにレイアウトに凝るでもなく、
ただひたすら日頃思っている事を書きなぐって来たのですが。

読み返してみるとなんて傲慢なやつなんだと
あきれ果てております。。反省。

あと、びっくりするような誤植とかあったりして。

思わずさっき書き直してしまったのは
「底辺なもの19 おすすめメガネブランド」の中で
メガネを今まで見て来た結論ということで

(誤)「似合わないメガネは無い」
(正)「メガネの似合わない人はいない」

もう全然意味が違います。日本語大丈夫かな私。

…まぁいろんな誤植がありつつも
こうやって文章と言う文字にしてみると
考えがまた改めてまとまってきたり、
文章力がないだけにうまく伝わってないだろうなぁ、と思ったり
20回も長々と書いてきていろいろ見えてくるものもありました。

そしてよくもまぁ1ヶ月近くも続いたよなぁ…と
感慨深いわけですけれども。

そしてネタも切れ気味ですけれども(笑)

まぁいろんなことを気にしつつ
今日は最近後輩から借りた本について
書いてみようと思っております。

その後輩からこの本を借りた別の先輩に
「絶対に(底辺ズ)は読んだ方がいい」と言われて
渋々読み始めました。

タイトルは「28歳のリアルマネー」

普段はこのテの洗脳系(って言っちゃダメですか)の本って
信用ならないよなーって読まないんですけどね。

まぁいわゆるおもしろ真面目なハウツー本っていうんですか。
(ハウツーって死語ですかね)

28歳の人はこのくらいお金を持っていなければ○○できない、とか
そういうことがつらつらとおもしろおかしく真面目に書かれております。

例えば「マンションを買うためには」っていうことを
書いてあるところがあります。

以下ウロ覚えの抜粋
++++++++++++++++++++++++++++++
@年収(手取り)が500万以下である
A貯蓄が400万以下である



(いくつかチェック項目あり)

この中でひとつでもあてはまるものはありますか?

<結論>
…ひとつでもある人は、
マンションを買うなんて考えてはいけません。
++++++++++++++++++++++++++++++

…わたしひとつどころかあてはまりまくりなんですけども。
考える事すら許されないんですか…。(;_;)

現在28歳ではありませんけれども
遠からず28歳にはなります。
このまま底辺ズな生活を続ければ
貯金だって収入だってそんなに変わらないことくらい
容易に想像がつきます。ええ言われなくたってわかりますとも。

実際マンションなんて買うっていうことは
想像はしても真剣に考えられるような生活ではありませんよ。
ええありませんともよっ。

とまぁこんな調子で、
小金持ちのセレブ負け犬にもなれそうになく、
(なる気も…たぶんない)
ひたすら底辺ズたる生活をこれからも続けていくであろう気配が
極めて濃厚なのを改めて確信させてくれた、
ある意味ありがたーい本なのですけれど。

フフ。
こんな本一冊では底辺ズの精神は覆るものではありませんよ。

ただその中で、ちょっとこれはっ・・・と思ったところがありました。

それは「(マンションを)買えないから借りる(=賃貸に住む)」のと
「買えるけど借りる」のは違う。というくだり。

買えるけど借りるってのは
貯金は1500万くらい持っているけど、
賃貸に住むってことです。
それだけ持っていれば、いろいろ投資して増やせる。

簡単にいえば
マンションっていうのは買った時が一番価格が高くて、
そのあとは下がる一方。
売り払うにしても、買ったときの何パーセントの額で売れるやら。

それよりも、同じだけのお金を持っているならば
1500万のローンを抱える(マイナス)のと
1500万の貯金が数百万のお金をさらに持って来てくれる(プラス)のと
どっちがいいかと。

へぇぇー。

いや、1500万も貯められるわけがないんですけども、
そんなことはスミにおいといて、
運用収入があるってところが、すさまじく底辺ズ的に惹かれてしまいました。

賃貸にずっと住むっていう選択肢が
どうしてもネガティブに取られがちな昨今ですけれども
(それなりの年齢になったら独身でも家を買わねばならん、みたいな)
そういう考え方もあるのねー、って、ちょっと光明が見えた気がしました。

気がした、だけですけど。
その前に1500万円の貯金、という果てしなく大きな壁がありますが
そんなことはすっかり忘れて、ひとり小躍りしてしまう私。

運用収入なんてちょっとかっこよくありません?
聞こえが良すぎる。うん。
もはや底辺ズとは言わせない、中辺ズくらいには格上げだな、とか
考えだすと止まりません。

…とにかくこの考え方は賃貸在住の独身底辺ズに
チカラを与えますね。賃貸バンザイです。
(もちろん貯金が…必要です。)

ってこういう本をゴクリと鵜呑みにしてしまう自分が
ちょっと嫌です(笑)

でも、ちょっと月々の貯金額をどうにかしようかなー

とかいいながら、
今日届いたカードの請求書の封を開ける気にもならず
明日はゴミの日なので即刻捨ててしまいたい底辺ズでした。
posted by 底辺ズ隊員 at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月21日

底辺なもの20 おすすめメガネブランド 男性編

さて、一日空いてしまいましたけれども
今日は前回に続きおすすめメガネブランド男性編。

巷ではどうやら男性の方がメガネのおしゃれに
こだわりがあるのか、
まったくの思い込みかもしれませんけども
おしゃれメガネ人口が多いように思います。

なんとなく女性の方がメガネをネガティブに
とらえているというか。。

スーツにメガネ、っていうアプローチが
雑誌などで定着してきているのもあるのでしょう。
実際メンズの雑誌ではメガネ特集が多くあり、
女性のそれと比べるとかなりの差があります。

というわけで
スーツに似合うメガネ、オフに使いたいメガネ、
男性の場合はおすすめしたいブランドも様々なのですが
今回も3つのブランドをご紹介しようと思います。

@Eye' DC(アイディーシー)
doublevision.jpg
キュートなカエルのロゴが目印のフランスのブランド。
私はこれのチタンフレームのを持っています。
しかもどちらかというとデザインは例によってメンズ寄り…

女性編でご紹介したボーソレイユの国内代理店@恵比寿に
多く取り揃えてあり、(品揃えの多さは国内で一番なのだとか)
私が目にする機会が多いというのもあるのですけれども。

バタフライデザインというのでしょうか
最初に見たときの衝撃と言ったらすさまじかった。

これはどうやってレンズを固定してあるんですか?と
思わず店員さんを質問攻めにしてしまったものです。

今でこそフレームからレンズが浮いているデザインっていうのは
他のブランドでも取り入れられるようになったのか
街でもたまに見かけるようになりましたけどね…。

4年くらい前、このブランドを知ったときは
このバタフライデザインと、
カエルをそのままモチーフにした
これまた面白いデザインのフレームで、一目惚れしてしまいました。

最近お店でチェックしたところ
現在もやはりバタフライデザインが元になっている
フレームから浮いているデザインが主流のようです。

ほそーい繊細なチタンのフレームにうすーいレンズが固定されている。
職人さんの素晴らしい技術を垣間みれるデザインが多く揃っていて
店員さんにいろいろ質問して仲良くなるためのネタは十分です^^


AChristian Roth(クリスチャン・ロス)
cr_14223e_ls.jpg
ここのフレームは、スーツとかじゃなくてオフにどうぞ。

芸能人、というかミュージシャン御用達かなー。
わかりやすいところだとm-floの人とか…
(ごめんなさい名前わかりません)

このブランドを知ったのは、
最近なのですが
それは前に書いた私の髪を切ってくれている美容師さんのおかげ。

最初に担当してもらったときに
メガネ好きって言う話をしたら
「レニー・クラヴィッツがしてるの見てから
 もうずっとクリスチャン・ロスだなー」と言っていたのを聞いて
どんななんだろー、と思ったのが最初です。

青山の激戦区で日々研鑽している美容師さんですから
おしゃれなことは想像がつくかと思いますけれども
そんな美容師さんがサングラスをかけると
これまた男前度あがるあがる。

ああ、こんなカッコいいデザインのブランドがあるんだー、と
それ以来男の子におすすめするブランドのひとつとなりました。

普通のメガネでは納得いかない、
音楽好きの男性には何としてでもおすすめしたいところです。

なんだかかけるだけでクラバー度UP。


Bic!berlin(アイシーベルリン)
05031103.jpg
これはベルリンというだけあってドイツのブランド。

ドイツにはマイスター制という制度がありまして
職人さんたちの地位が保証されてきたわけですけれども
メガネについても例外ではないでしょう。

デザインにも国民性が出るのかなと思うのは、
やはりドイツのフレームには質実剛健なイメージのする
デザインが多いということ。

というわけで
なんとなくチタンフレームが充実している気がします。

私の一方的な好みなのですけれども
男性にはやはりチタンフレームのカチッとした、
でも遊び心のあるフレームのをかけて欲しいなぁと思うのですが
(たまりかねて自分でかけてしまうんですけど)
そういうのがic!berlinに限らず
ドイツのブランドには数多くあります。

だからもうちょっとドイツのブランドも
メジャーになったっていいんじゃないかと常々思います。
これからブレイクしてほしいなぁ。

ウォルフガング・プロクシュといって
同名のブランドを持っているドイツのデザイナーが
最近デザイナーになったらしいんですけれども
プロクシュの手によって
ic!berlinがどう変わって行くのか、
これによってドイツのフレームがパワーアップしていくのか、
ちょっと気をつけて見て行きたいなぁ・・・と思う底辺ズです。

先物買いならドイツ。ということでおすすめです。




さて、あえてミクリははずしてセレクトしてみました。
敢えて紹介するまでもないかとおもいまして…

でもちょっと言わせてもらうと
ミクリのすごいところは、
街でみかけたときに「あ、ミクリだ」ってわかってしまうところですよね。
そのくらいスタイルを確立しているところは
ほんとにすごいなって思います。

そんなミクリに敬意を表して
メンズ向けデザインなのは覚悟の上で、
記念的にスタルクモデルを購入してしまった底辺ズです。
ほんと高かった…


さて、2回にわたってご紹介したメガネブランドですが、
少しでもメガネのおしゃれに興味を持っていただければ幸いです。

これからも面白いブランドを見つけたら
その都度紹介して行きたいなぁと思います。
なんたって巷にはメガネブランドに関する情報源がなさすぎる!!

というわけで、今日も情報探しに余念のない底辺ズでした。
posted by 底辺ズ隊員 at 00:17| Comment(6) | TrackBack(0) | ファッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月19日

底辺なもの19 おすすめメガネブランド 女性編

何だか最近買ったサングラスを眺めていたら
メガネについて熱く語りたくなったので
今日のテーマは「おすすめメガネブランド 女性編」。

これまでにも私がいかにメガネ好きかということを
書き綴って来たわけですけども
平日の仕事中にはもっぱら割とインパクトのあるメガネに
ロングヘアをひっつめております。
それもこれもメガネのつる(っていうのか?)の部分まで
よく見えるようにというこだわりからだったり。

まぁ髪型もさぼってるっちゃぁさぼってますけども・・・

自らメガネすきー、と公言していると
「おすすめのメガネは?」なーんて聞いてくれる
心優しい友人やら同僚やら、たまにいたりするわけです。
そんな友人たちのために
私のおすすめメガネショップ巡りってのを
したりすることもあります。

メガネ歴10ウン年の私がメガネのおしゃれに目覚めたのは
ここ7-8年くらいなのですけども
その中でいろいろかけてみて今のところ間違ってないよな、と思う結論は

「メガネの似合わない人はいない」
そう、誰しも似合うメガネというのは必ず存在します。
似合わないという人はそれに出会えていないだけ。

世の中にはいろんなデザインのメガネが存在しています。
その種類たるやかなりの数だと思います。
デザイナーの人種やら国籍、背景の文化など
それはそれは多種多様、当然作られるメガネのフレームも
様々な形になるわけです。

ファッションっていうと洋服がどうしても主役ですが
洋服で見てもわかるように、
デザイナーが違えばテイストは全く違う。
デザインが違えば
ひとつひとつのフレームにマッチする顔も様々なわけです。

そんなわけで
メガネ似合わないんだよね…なんて言ってる人には
とにかくメガネ屋に行ってみてくれ!
そしてとにかくチャカチャカ試着しまくってくれ!と言います。

フレームの形や色、材質とってみても
必ずやその人に似合うフレームがあるものです。

このデザインはちょっと…って思っても
かけてみると案外顔にフィットしていたりするものです。

…熱くなってしまいました。。

ハイ、テーマはおすすめメガネブランドでしたね…
今日は女性編ということで、
女性に「おすすめは?」と聞かれたときに
おすすめするブランドをご紹介しようと思います。

これまでにも紹介してますけどね。
今回はちゃんとそれぞれに底辺ズ的ガッツリ解説つきです。

誤解のないように言っておきますが、
メガネには洋服のようにメンズ・レディスの区別がありません。
ここでは、一般的に女性向け、かつ
私も欲しいなぁ…(笑)と思うものをあげるとします。

@Beausoleil(ボーソレイユ)
O56.jpg

これはもう、なんといっても一番のごひいきブランドです。
ここのフレームだけで4本持ってます。
エレガント、上品という形容が似合う。
せめてメガネだけでも…と購入してしまいます。(笑)

他のブランドとの差別化というところに着目すれば
決して奇をてらったデザインではないのに
普通じゃないところ。
それだけだとありがちなのですけどエレガンスが加わっているところ。

もちろんかける人の雰囲気や好みにもよると思うのですけども
ここのフレームはハズレってないような気がします。
ベーシックなデザインから大きめフレームまで
いろいろありますけれども
それぞれに主張が強すぎず弱すぎず。
ファッションアイテムとしての程よい存在感が
お気に入りの理由です。

ASelima Optique(セリマ・オプティーク)
yoko_j3.gif
これまでにも何度か紹介している、アラン・ミクリの
弟子なんだそうです。

セリマって言えば、
色のバリエーションやデザインの多様さが一番のポイントだと思います。
買い物してるときに
「あのカタチのこの色ってありません?」と
つい言ってしまうことが私は多いんですけれども
そんなニーズにも、もれなく答えてくれる。

お店に行くと、カタログを見せてもらえるのですが
カタチやら色やら、自由に組み合わせることができるのです。
もちろん海外に発注するんで時間はかかるんでしょうけど…
(まだセリマは買った事無いです…)

かけごこちは正直使っていないので何とも言えませんが、
それぞれのフレームに、デザイナーのセリマの知り合い・友人の
名前がついているところも見逃せません。
デザインの数も多いですから、自分の名前のついた
フレームが見つかったりする事もあります。

実際に2年くらい前、私の名前のついたフレームを発見したときには
思わず買っちゃいそうになりましたけど。

BAnne et Valentine(アン・バレンタイン)
anbal1.jpg
前にも書いた眼鏡屋巡りの旅で、
偶然ショップの前を通りがかりました。
下調べもしないでたどりついたってのは感動でしたー。
(っていうかメガネ屋が多い界隈だった…)
というわけでおすすめ(笑)

いや、そういうことだけでもなくて、
こういうフレームを色白な子がかけてると
めちゃめちゃキュートだと思います。

これもまた私が持っているわけではないので
かけごこちについては何とも言えないのですが
フレームのデザインとしては個性的なほうだと思います。

ただ、個性的だからといって食わず嫌いなのは実にもったいないです。

白いTシャツにジーパンといういでたちでも
このメガネをかけるだけで一気におしゃれ度UP。
他にいろいろ着飾るよりも
シンプルなファッションにこそ使いたいアイテムだなぁ、と思います。

さて、ここまで3つのブランドをご紹介したわけですが、
この他にもまだまだ紹介しきれないくらいたくさんのブランドがあるわけです。

というわけで男性編はまた明日。。違う!セリマは…
posted by 底辺ズ隊員 at 00:33| Comment(2) | TrackBack(0) | ファッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月17日

底辺なもの18 George Williams

今日はFUJIROCKの出演アーティストが
新しく発表されておりました。

もちろん全部のアーティストを知っている訳ではないですし
私はFUJIROCKERとは言いがたいほどロックに疎いです(。 。、 )
今はテクノの方がどっちかっちゅうとお好みなので…

そんな私がFUJIROCKに行ってしまう理由ってのは
前にも書きましたけれども
今日はかなりのFUJIROCKERであろう人について
書こうと思います。

その名はGeorge Williams。
今でこそNHKの英会話番組やら
CMの声でおなじみになってますけれども
(今HONDAのCMってジョージだと思うんですけど…)
私が最初にジョージを見たのは高校3年の時。

田舎の我が家にもケーブルテレビってものがやってきて
民放以外のチャンネルがある!ってことで
受験勉強なんてそっちのけで
毎日テレビ見まくってました。

で、見ていたのがMTV。
今のMTVは見ていないので良く知りませんけども
当時のMTVってのは、
アメリカやヨーロッパのMTVの番組を
そのまま字幕つきで流してたり、
怪しげなアニメ番組やらあったりして
24時間音楽番組ってだけでも感動的だったのに
そんな異国情緒たっぷりなプログラム、
田舎の高校生には衝撃的でした。

その中で毎日夕方に「Most Wanted」っていう番組がありまして。
要はリクエスト番組で、
ジャンルのはっきりわかれている番組の多い
当時のMTVのプログラムにおいて、
ごった煮のリクエスト番組、とてもとっつきやすい番組でした。

そのVJをしていたのがジョージ・ウィリアムス氏。
当時は多分20代後半くらいだっただろうと思いますけれども
日本語も今ほど流暢でなく、
しかもハイテンション全開で、それはもう独特のジョージワールドが
展開されておりました。

NHKの番組でもそのハイテンションさは垣間みれますけれども
当時のそれとは比べ物になりません(笑)

なんだか内容はあまり覚えておりませんけども
イギリス人と日本人のハーフで、
お母さん(日本人・鹿児島県出身)の名前は「トメ子」だとか、
そういうまめ知識はいくつか覚えております。
もっと面白い事いっぱい言ってたと思うんですけどね…

で、そんなどうでもいい話もありつつ。

当時のMTVのVJは、
それはもう音楽に詳しい人々が各々の番組を担当されてまして、
当然ジョージもかなり詳しくて
オルタナティヴロックって言うんですか
よくわかりませんけどもその辺の話を良くしてた気がします。

今でもNHKの英会話番組の音楽は
ジョージ自ら担当されているのだとか。
たまーにチャンネル変えた瞬間やってて、
良く聴くとロックな曲がかかっていたりします。
(本職はDJですから当然ですか…)

リクエスト番組で、
当然リクエストされた曲のPVはフルで流すわけですから
トークの時間はほんとに短いのがほんとに残念で、
ジョージのトークだけで1時間番組とか作ってほしかったなぁ…。

今はいろんなラジオ番組やらで活躍されているようですが
私はあの頃のジョージがまた見たいなぁ…なんて思ってしまいます。
今ではMTVも様変わりしているみたいですしね。

鮎貝健とかはよくTVでナレーションしたりしてますけども
MTV Newsのアレンとかどうしてるんだろう…

そんなジョージなので、
FUJIROCKには当然毎回参加されていることでしょう。
実際友人はFUJIでジョージを見かけたと言っていました。

ROCKなゾーンに私があまり出没しないんで
会えないのは仕方ないんですが
今年こそはどこかで立ち食いとかしてるジョージに
会えたりしないかなー、と密かにFUJIの楽しみとしております。

若かりし日の写真が良かったのですけども…
今のジョージ。んー、好きだなぁ。↓
images.jpg
posted by 底辺ズ隊員 at 23:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月16日

底辺なもの17 ロシュフォールの恋人たち

今日はすさまじくゴロ寝の一日でした…反省。

無印のピーナッツチョコ(250円)をゴリゴリと
ほおばりながら横になってDVDを見るのは
幸せというものです。

…どうしようオバさんと言われても文句言えない…

さて、そんな生活に欠かせないDVDプレーヤー、
購入したのは約一年前のことでした。

そうなればソフトもレンタルだけでなく
自分のソフトが欲しい!と
底辺ズたる私としては思ってしまうもの。

これまでに購入したDVDは、
あまり数は多くないのですが
やはり買うからにはリピートして見たい品揃いです。

その中で今回紹介するのは
「ロシュフォールの恋人たち」。
若かりし日のカトリーヌ・ドヌーヴが
出演しています。

「シェルブールの雨傘」と並び賞賛される
ジャック・ドゥミ監督のミュージカル映画です。

女の子は絶対好きでしょうねこれ。
フランス的ハッピーラッキーを映画にしたら
こんな感じなんだろうなっていう印象です。

カトリーヌ・ドヌーヴと双子の姉妹として
出演している人は、カトリーヌの実姉で
若くして事故で亡くなったフランソワーズ・ドルレアック。

いつかロシュフォールに行ってみたいと思っているのですが
(シェルブールにも…)
この映画のために街並を白く塗ったり
街を挙げての映画撮影だったそうな。
(あれ、違ったっけ?シェルブールの方?)

まぁとにかく、ひとつのショーを見ているような感覚です。

この映画ではミュージカル映画なので
歌やダンスもみどころなのですが
私が何といっても注目してしまうのがファッション。

この頃のファッションがそうだったのかはよくわかりませんが
出かけるときには男女問わず、
帽子を着用しています。

日本ではまず見られない幅広の帽子をかぶって
弟を学校に迎えに行ったりしてます。

そんなシーンを見てて思うのは
習慣として根付いたファッションっていうのは
ほんとに説得力があるよなぁ…と思います。

モードなスタイリングも素敵ですが
生活の中からにじみでるおしゃれっていうのも
いいなぁ…って思います。
(って、モードアイテムばっか買ってしまう私)

あと、彼女たちは圧倒的にミニのワンピースを着てます。
全体的に現実感無いなぁ…と感じるのは
作り手の意図したところなのでしょうけども
それがまたかわいくて、もう何だっていいやって思っちゃいます。

その中で唯一?ロングのドレスを着ているシーンがあるのですが
それは、街のお祭りで双子姉妹が突如ステージにかり出されて
出演する、というシーンなのですけど。

真っ赤なロングドレスに真っ赤なロンググローブ、
ふたりが踊るシーンはあまりにも有名です。
そしてその踊る姿もとてもキレイでウットリしてしまいます。

有名と言えばこの映画の中で流れる曲の中には
CMでおなじみな曲が何曲もあります。
あー、これの曲だったんだー、ということで
思わずサントラまで買ってしまいました。


あまり普段ハッピーラッキーな顛末の映画は
見ないんですけれど
これだけは例外。
なんといっても最初から最後までハッピーラッキー。
その徹底ぶりがたまりません。
見終わった後には「ミファソラーミーレー♪」と
歌ってしまう自分がいます。

このミュージカルを知っていた事で
ちょっとした出会いが以前ありました。

去年の夏みつけた、原宿のとある隠れ家的カフェ。
私は静かなカフェが好きなのですが
隠れ家的というくらいなので、お客さんも少なくて○。
そして原宿という場所にも関わらず
客層が決して低くない。

というわけで通っていたわけですけども
ある日、このお店に入ると、とある
ボサノバ・コーラスグループの
ライブが始まりました。
聞くとこのお店で何度もライブをしているのだとか。

そのライブを聴いていると、
ロシュフォールの恋人たちの中で流れる
「ミファソラーミーレー♪」って歌が。
(正確には「Chanson Des Jumelles」双子姉妹の歌)
このグループのテーマソング的歌で
フランス語の違う歌詞をつけて歌っているとの事。

メンバーもこの歌が大好きなようで、
ひとしきりこのミュージカル映画の話で盛り上がりました。

その後、このカフェがcloseしてしまうときのパーティーでも
このグループのメンバーの方とお会いしたのですが
とても明るくてかわいい方で
ぜひこれからも頑張っていただきたいなーと、常々思っております。
(まだあれからライブには行けてないけど…ごめんなさい)

ちなみに「Pecombo」っていうグループです。
興味のある方はこちらへ http://www.pecombo.jp/

ミファソラーミーレー♪

頭から離れなくなってきた…B00005LMFW.09.MZZZZZZZ.jpg
posted by 底辺ズ隊員 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月15日

底辺なもの16 カフェ

昨日更新するつもりが
書き終わらなかったので本日の更新となりました。

休日の昨日は、
地元のカフェ2軒に行ったあと、銀座のFrance et Carrolにて
今年初のボーナス一括払いに手をつけてしまいました…

まぁ私にしてはよく今まで我慢していたよな、って
感じなのですが(笑)

ちなみに戦利品は7連のバングル、
そしてジャマンの黒いクラッチバッグ。
(ジャマンでクラッチバッグなんで珍しいのでつい…)

他にもコレクションプリヴェ(Collection Privee?)の
小さめショルダーバッグやら
ジャックルコー(Jacques Le Corre)の大きな帽子などなど
もう今すぐにでも持って帰りたい品ばかりで
後ろ髪ひかれながらお店を後にしました。。

さて今日のテーマはカフェです。
昨日はいつもよりも多くて、3軒もカフェに行きました(^-^;
買い物に行った後にh、行きつけのカフェでロコモコを食しました。

ぶっちゃけこれまでに書いたアイテムのように
くわしいわけではないですし、
くわしくなりたいかっていうとそうでもないかも(笑)

実際自分の舌はあんまり信用なりませんし
私より詳しい人なんていくらでもいます。

居心地の良い空間であれば、
つまるところカフェに限らずなんだっていいという感じ。
ここらへんは残念ながらあまり底辺的ではないですがρ(。 。、 )

そういえばエンゲル係数は低めです。

カフェは買い物に疲れたときや
映画の合間の休憩時間だったり
ふと立ち寄って静かにおいしいコーヒーが飲めれば
それで良い、という感じです。

だから決して流行のお店やら、人気のお店やらっていうのは
必ずしも行く訳ではなく。

それよりはよく行く場所に1つずつくらい
行きつけのお店があるだけで満足しているこの頃です。

そんな中でも、行きつけにしているカフェっていうのは
自然と基準みたいなものがあるので
それについて今日は書いてみようかなと。

まず私は本を読むので、
とにかくうるさい場所はNGです。
にぎやかなところでも読めなくはないですが
やはり静かに読めるにこした事はありません。
従って、空いているカフェが理想的(笑)。

そして次の条件は、ごはんがおいしいところ。
自分の舌は信用ならないんで、
あまり良く知らない他人にはおすすめできないんですけど(汗)

やはり体にはおいしいものをあげないと
精神的にもよろしくありません。
特に休日にエネルギーを蓄積しないとやっていけない
会社員の身では、
たとえひとりで出かけるときでも
美味しいものを食べて元気になるのが一番です。

しかも私は甘いものがあまり好きではないので
スイーツ中心のお店よりも食べ物中心のお店の方が好ましい。

かといってレストランではなくて
何時間本を読んでいたって嫌な顔されたりしない
まったりとしたカフェが理想です。

そんなカフェを探すべく、
あるまとまった休暇を取った数日間に
カフェ巡り@東京23区というのをやったことがあります。

東京が地方と違うのはひとりで行動する事もよしとされていること。
まぁ誰が許可するでもないですけれど
ひとりで映画に行くも然り、
ひとりで買い物するも然り
ひとりで美術館に行くも然り
ひとりで…と挙げればキリがないですが
とにかくひとりでいることが苦でもなんでもない。

もちろん人口が多い分カップルだってわさわさいますけれど
ひとりでいる人だってかなりのもんです。

地方ではひとりでドトールやマックに入るのだって
ためらわれたりするわけです。

東京、というか都市っていうのは
そういうひとりを容認するというか受容すると言うか
そういうキャパシティがあるんですよねー…
とかなんとか前に本で読んだ事があります。

都市社会学というのですか、良く知りませんけれども
おもしろいジャンルの学問ですよね。
いずれそういう分野の本も読みあさりたいと思っております。

話が逸れましたけども
ひとりでいるのが苦にならない、というか
ファッションの一部になったりする(と思うのは私だけ?)ので
カフェ巡りだって楽しめるわけですね。

そして見つけたお気に入りのカフェ。
通うようになって1年が経ちますが
仲のいい友達を必ず連れて行くほどに居心地の良いカフェで、
何も用がなくてもふらりと出かけてしまいます。
休日でも混雑というほどでもなく、
ましてや平日は貸し切り状態!
読書には素晴らしい環境です。

恵比寿駅の近くにひっそりとあるのですけど…
知りたい方はご連絡ください^^

まぁ割と有名といえば有名かもしれませんけどね。

そういえば昨日行ったカフェの1つは、
近所に4月1日に開店したばかりらしいカフェだったのですけれど
私よりも年下のような気がする男の子が知り合いと2人で
開店したのだとか。

その建物も独特の雰囲気がある不思議な建物なんですが
(いつか良いデジカメを買ったらUPします)
カフェの中も、男の子がふたりしてペンキを塗ったり
棚を取り付けたり、DIYな空気が漂う
手作りなカフェです。

今度ヒマなときに、サクラになってーといわれたので
友達をつれてお店の外でコーヒーを飲もうかと思っております。

オーナー?の男の子は、
お店の前(舗道)のアスファルトの穴にヒマワリの種を植えて
観察日記をつけてると言っていました。
芽が出ないので、種を植えた日から進んでないらしいですけど(笑)

それにしても、いいなぁー、そういう感覚。
舗道にいきなりデカいヒマワリがニョキっと生えてるなんて
想像するだけで楽しみです。
普通に会社勤めしてたら思いつかないですよね。

まだ開店したばかりだし、通って常連さんになりたいなーと
友人とその店をあとにしました。

そんなわけで、
昨日もまた新たな出会いがあったのと
France et Carrolの店員さんに「底辺ズ」という言葉について
説明したらすさまじく共感してもらえて
私以上に底辺ズっぷりが激しくて嬉しかったので
とてもいい気分で週末を迎えようとしております。

皆様も底辺ズな、良い週末を。

↓よく行くカフェ
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posted by 底辺ズ隊員 at 23:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月14日

底辺なもの15 眼鏡屋巡りの旅

来週から仕事が忙しくなりそうで
ロクに休みも取れない日々がやってきそう…なので
今日は特に予定もないですが有給を取り
こんな時間にUPです(;_;)

今年のゴールデンウィークは
休みをくっつけて大型連休…という人もいますが
私は7月末のFUJI休暇をもらうぶん
出勤することにしているので
その充電のためにも休みをとりました。

さて、今日は2年前の眼鏡屋巡りの旅について
書いてみようと思います。

人生最初の海外旅行がフランスはパリ。
しかも一人旅という暴挙に出たわけですが
そのときは社会人一年目が終わろうとしていた頃でした。

就職してはみたものの、やりたかった仕事ができなくて
かなりヒネくれていた時期でもあり、
これからの人生、仕事にかける!なんて生き方は
私には無理だなぁ…とボーッと考えていた頃です。

突然休暇が取れる事になり、
一緒に行ける相手がそんなにすぐ見つかるものでもなく
ならば、ということで
前から言ってみたかったフランスに
ひとりでだって行ってみようと思い立ったのです。

出発を決めたのが出発日の2週間くらい前。
旅行会社のおじさんに泣きついて
どうにかなりませんかーっ、と
仕事中に抜け出して携帯で連絡を取り続け、
やっとこさ香港経由のキャセイパシフィック航空のチケットを入手。

というのも、時期が2月半ばという
巷では卒業旅行のシーズンだったため、
安いチケットは学生たちが買い占める時期だったのです。

そんな風に苦労して入手したフランスへのチケット。
当然フランス語なんてしゃべれませんし、
外国人と話をしたことなんてほとんどありません。

パスポートだってこの時初めて取りに行ったし
海外旅行に何がいるかなんて見当もつきませんでしたよ…。

そんな短い準備期間のうちに
私が念入りに調べたのは「眼鏡屋のありか」。
正確にはmade in Franceのブランドショップの路面店です。

眼鏡ブランドの元祖がアランミクリ、という話をしましたが
私がどうしても行きたかったのは
ボーソレイユ(Beausoleil)というブランドのショップです。

ボーソレイユとは、フランス語で「美しい太陽」という意味の言葉。
デザイナーはフレデリック・ボーソレイユという名前なのですが
まぁこの人がとても美しいフレームをデザインするのです。

ベーシックな形の場合
ただベーシックなだけではなく細部にわたって
いかに美しく見えるか、エレガントに見えるか、ということに
こだわりを持っているのがわかります。

わりと奇抜なデザインに見えても
細部にはやはりエレガントな特徴が見え隠れする、
まさに美しい太陽という名前に負けない、上品なデザインが特徴です。

今はだいぶデザインも増えて、
メンズライクなデザインも増えているように思いますけれど
メンズがミクリなら、レディスはボーソレイユだよ、と
私は勝手に思っています。

横道にそれますが
他にもレディスで人気のブランドといえば
「セリマ・オプティーク」(Selima Optique)が有名です。
ミクリの弟子でもあるデザイナーのセリマがデザインするフレームは
色や形の種類がものすごく豊富で、
似合う眼鏡がない…と思っている方でも
必ず一本は気に入るものが見つかるはずです。

まぁブランドといってもいろいろありますが
セリマにしてもボーソレイユにしてもミクリにしても
いずれもフランスのブランド。

というわけでそんな大好きなブランドを生み出した
フランスの地を踏みたい、
というのは私にとっては至極当然のことでした。

ネットでいろんなブランドのページを探すなりして
実際のパリのお店を覗いてこよう、というのが
この旅の主な目的。

「本場で眼鏡を見たい」。
ただその一心でたどりついたパリ。
でも実際にはそんな簡単には行かなくて、
地図を開きつつ一日中足を棒のようにして歩き回って
結局コーヒー飲んだだけで終わってしまったり
(そのかわり道とか覚えましたけれども)
なんだか危険そうな場所に迷い込んでしまったり
(狭いパリなのに
 日本人とかびっくりするくらいいないゾーンてあるのです…)
いろいろありました。

フランスの眼鏡屋っていうのは
共通して「optique」という看板がかかっているのですけれども
外から観察した感じでは
日本とは異なるシステムなんじゃないかと予測します。

まず、必ずあるのが
大きな机。
その手前にあるアンティークのようなイスやらソファ。

そのイスやらソファにお客さんが座り、
その机の向こうにお店の人が座ります。

眼鏡に限らず
パリのいろんなお店がそうであるように
眼鏡屋さんも決して広い敷地にお店を構えている訳ではありませんので
おのずとそのイスやらソファも一人用。

つまり、一度にひとりのお客さんを相手に商売をする雰囲気なのです。

まるでカウンセリングに行くかのように
マンツーマンで眼鏡を選んでもらう。
まちがっても日本の量販店のようにイスが並んでいて
待たされたりすることなんてなさそうです。

自分のためだけに店員さんが眼鏡を選んでくれる。
それは一種ホームドクターの概念に通じるものが
あるのかもしれません。

こんなに手厚いサービスが受けられるなら
高い眼鏡を買ってもいいかなと思えてしまいそうです。

ほんとは中に入っていろいろ話を聞いてみたかったのですが
私のつたない中学生レベル以下の英語では
何も聞きたい事が聞けそうになく、
やむなく外からの観察にとどまりました。

この旅でどうしてもボーソレイユにたどり着きたかったのですが
ホームページにあった住所は見つける事ができたものの
重い扉がしまっていて、どうやらオフィスかアトリエだったようです…

パリにショップはないのかな…

日本では恵比寿にボーソレイユの輸入代理店があります。
最近移転して恵比寿駅の近くになりました。
普通眼鏡のフレームっていうのは、セールになったりすることが
ないのですが

(良く知らないですが、
 パリで買ったら安いのかなって思ったらそうでもなかったし
 世界共通でこのくらいの値段で売りましょう、っていう
 協定みたいのがあるって聞いた事あります)

移転記念ということで全商品20%オフになっていたところに
たまたま足を運んだので
これは買わずしてどうする!ということで
ボーソレイユのサングラスを先日購入しました。

大きめのサングラスに帽子、
そしてこの前の手袋をつければびっくりするくらい
フランス映画に出てくる女優スタイルの完成です。

…帽子もサングラスも絶対に
 はずしてはなりません(笑)

さて今日は天気もいいし、
おしゃれカフェでランチを食べて
France et Carrolでおとりおきしてもらっている7連のバングルを
取りに行くか…

着々と底辺ズ的休日がすぎてゆきます。
ではまた夜にでも。

こんな感じを目指したい…
1005.jpg
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2005年04月13日

底辺なもの14 野性時代5月号

東京は寒いです。気温11℃。
桜が咲いてる(散ってる)のがウソのようですよ…

駅からの帰り、自転車に乗っておりますと、
ふと気がつけば
全身銀色の服をまとったおじさんのチャリンコ集団にまぎれて
自転車をこいでいました。
腰にはヘルメットをぶらさげており。

はぁーっ?と思ってよく見たら消防士さんでした。。

どうやら近所でボヤが出たようなのですが
私の住んでるところは路地が狭く入り組んでいて、
なるほど機動的には消防車より自転車ってことなのでしょう…

東京って面白い。

今日はそんな会社の帰りに買った文芸誌の話をします。

野性時代ってのは80年代?に全盛だった文芸誌で
1年ちょっと前に復刊された雑誌なのですけども
純文学ではなくて、どちらかというと文字通り「雑誌」に近い
文芸誌です。

マンガあり、エッセイあり、芸能人のインタビューあり。
寄稿している作家も若手中心で、難しい評論とかはなくて
読みやすい小説中心の雑誌です。

ターゲットも若い人向けだと思うので、
石田衣良とかやら姫野カオルコやら市川拓司やら
角田光代やら好きな人は
一読してみることをおすすめします。
(他にももっといるけど…とりあえず思いつくのはこんなかんじ)
上記の作家は、
今までの号でインタビューとか特集とかされていたり
短編とかで割と常連さんなので。

さてまだ今月号はサワリしか読んでないんですけども
表紙が長谷川京子。

んー。どうだろう…と思ったのが正直な感想ですけれども(笑)

でもそのインタビュー記事をボーッと読んでおりますと
私が以前の記事に書いてるような「映画の内容が覚えられない」だの
「想像はしても、言葉にできない」だの
「映画はひとりで見に行く」だの、ビンゴ!な内容が書かれてまして。

案外同じような女の子は多いんじゃないか?と思ったのと
内容のタイムリーさに
ひとりにやけてしまったのでした。

というわけで
長谷川京子って人に別に何の興味もありませんでしたけれども
ハセキョーもそうなんだーって
妙な親近感が湧いてしまいました。

さて、私が毎号楽しみにしている連載は数多くあるのですが
そのうちのひとつに、中村うさぎのエッセイがあります。

その名も「愚者の道」。

テレビの露出も多い人なのでご存知の方も多いかと思いますが
以前は(今も?)とんでもない浪費家ということで有名でした。
最近では整形したってことで話題になりましたね。

漫画家なので、あまり活字を書く人というイメージがなかったのですが
このエッセイがまた内容が重厚なのです。

浪費家ということで、なんとなくひかれて読みはじめたのですが
内容はなぜ自分が浪費をしているのか、とか
外見にこだわるのか、ということが
実に堅実な文章で綴られています。

こんなにカタい文章を書く人なんだ!と思ってしまうくらい
テレビの印象とは違うんですよ。

題材は心理学的なことだったり宗教的な事だったり
私的なことだったり幅広いのですけれども
その思考の深さ、つきつめてつきつめて考えているんだなーと
感じられて、いつも「ヘェー」と感心してしまいます。

その中で、自らが命を縮めるような病気に冒されていることを告白しています。

このエッセイは、
この先決して長くないと感じる今だからこそ書き残しておきたい、という
一貫してどこか悲愴な決意を感じるもので、極めて私的かつ真面目な内容。

だからこそ彼女の綴る文章が、
雑然と並ぶ文芸誌の文章の中にあってひときわ光ってみえるというものです。

自分の半生を振り返り、なぜこんな趣味嗜好を持つに至ったのかを
細かに分析する。
当然ながらそれは他の誰にもできない、
自分にしかできない作業。

その謎をひとつひとつ解きほぐすために
この人はどれだけの時間を費やし、どれだけのお金を費やし(!)
どれだけの人を幸せにし、もしくは傷つけながら、
これまでのときを過ごして来たのか、
激しく興味を持って読んでしまうエッセイです。

底辺というほど収入のない人ではないですが
このエッセイの中の熱くて冷めた文章に込められた気持ちは
年上の方なのにおこがましいですが、
底辺ズを愛するのと同じような、
愛すべき要素があると思うのです。

というわけで、店頭で手に取った際には、ぜひ
立ち読みでも良いので(?)目を通していただけると嬉しいです。

…でも野性時代ってたまに
入荷すらしていない本屋さんあるんですよね…(;_;)

野性時代復刊の号表紙→g2003102303shibasaki-SP.jpg
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2005年04月11日

底辺なもの13 男性作家

昨日の夜中急に思いたち、
画像を今までの記事にすこし加えてみました。

特に「友達の結婚式」のところでは
ジャマンのバッグの画像が見つかったので即UP。
やー、ホレボレしてしまいます工芸品のようなバッグ。
フリンジのグラデーションなんて最高です。

さてブログを始める以前から、
ブログサーフは割としていたんですけれども
いろんなブログをタラタラと読んでいるときに、
「!」と思った事があったので
今日はそれをテーマにしてみようと思います。

それは文体の男女差について。

私は本を読むのが好きですが、
いつの頃からか男性作家の小説ばかりを読むようになっています。
ストーリーもさることながら、
やはりその原因は文体にあるのではなかろうかと
最近思いつきました。

私は映画のストーリーが覚えられない、ということを書きましたが
本に関してもその通りで、
「今までに読んだ本で一番おもしろかったのは?」とか言われても
ぼんやーりと本の中の光景が浮かぶだけで
本のタイトルも思い出せなければストーリーも思い出せない。
その光景ですら、これまたうまく言語化できなくて
面白さを表現できなくてもどかしい思いをすることが多々あります。

そもそも人に説明するために本を読んでるわけでもないし
人に伝えるためでもないので、別にそのことは気にしていないですが
(実際気にしていた時期もありましたけど(^-^;)
ある意味面白いなぁーと、最近思います。

ブログを読んでいればほんとうに顕著なんですが、
男の人の書いているブログっていうのは
とても論理的で事実なり思考回路を
忠実に再現している文章が多い。

私のように毎回テーマを決めて書いている人のものは
特にわかりやすいです。

事実に紐づいて生起する感情よりも
論理的な組立の方が全面に押し出される、というか。

やはりうまく表現できませんけども(;_;)

さてそういう性差を文学作品の中で探すとなると、
典型的な違いっていうのは
わかりやすいところでいうと、辻仁成と江國香織。

今も月刊誌「すばる」でふたりの共作?が
かれこれ2年以上?、同時進行の展開で連載されていますが、
私の勝手な印象だとやはり描写の対象が違う。

ちなみに話はある男性と女性の波瀾万丈な人生を
男性側を辻仁成が、女性側を江國香織が描くものです。

男性側のストーリーからも感情の機微は見て取れるのですが
江國香織の表現ほどストレートな感情表現を多様していないように思うし
感情の起伏もわずかな変化も、
江國香織の方がうまいこと伝わってくるように思います。

江國さんの文体もかなり特徴的で
女性性を全面に押し出しているところにもあるんでしょうけど。

私が女性なので、江國香織の文章に感情移入できるのも
するすると理解できるのも当然なのですが
辻仁成の文章にも激しく心を揺さぶられることがあるのも
また不思議なところです。
…というかプロの作家なんだから当然ですよね…失礼しました。

というわけで男性作家の作品が好きな理由は、
事実描写の中に埋もれた感情の機微を読み取る作業…に
普通の思考回路とは異なる回路を使うからではないかと思います。

もう書いててなんだかわけわかんなくなってきました。
たまに難しい事考えるとコレですよ…

男女差をここまで極端に一般化するのは
いささか抵抗がありますし、
作品によっては男女差が分からない作家の作品だって多々あります。

でも男女差を楽しめる文化的活動でありたいなぁ…と
ふと思いました。

私は映画のストーリーを覚えられないし
何かにつけて映像でしかものが考えられなくて「ううー」となっていると
うまいこーと「それってこういうことだよね」と
わざわざ的確に翻訳してくれる男の子が昔いました。

もうなんなんだコイツは、とムカつく一方、
ベストセラーになった男女の脳差について書いた本を読むずっと以前から
男女の思考回路の差にはとても興味がわいたものです。

意図的なのかわかりませんけども
江國香織と辻仁成の共作の連載には、そういう男女差というのを
ほんとに感じる部分がたくさんあります。

…とこんなに書くのも
そろそろ次号の「すばる」が発売されているはずなんですが
本屋に並んでいなかったせいで、
ちょっとイライラしたからです(笑)。

今週あたりは「野性時代」も発売になるし、
ああー、早く続き読みたい!!
posted by 底辺ズ隊員 at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

底辺なもの12 お芝居

今日は、友人の知り合いの方が出演しているお芝居を見てきました。

というわけで今日はお芝居、観劇について書こうと思います。

観劇は、例によって「文化的なもの」のひとつですから
見たい!と思うものはとりあえずチケットの抽選に応募してみたり
そうやってお金をつぎこんでは極貧生活を送った事もありました…
社会人なのに極貧ってどうでしょう…

でも最初に見たのは、
テレビに見ているような芸能人が出演している作品ではなく、
同じ大学、学部の先輩が(ちなみに大学は某地方の大学です)
東京で旗揚げしたという劇団を、
友人に誘われて見に行った作品です。

何が魅力的かというと
普段の役者さんと、舞台の上のギャップ。

出演していたのは
それほど知っている人ではなかったのですが
でも素顔を知っているのと知らないのとでは大きく違います。

もう汗とかツバが見えちゃうくらいの
狭い空間での上演ばかりで、
吉祥寺だか阿佐ヶ谷だかのビルの一角にあるちいさな空間で
ギュウギュウ詰めで見るんですけれども
そのマニアック感がたまらなくて、何度か見に行きました。

演劇というのは、月並みですが
映画とは違って何のフィルターも通さずに
役者の作り出す生の世界を観客と共有する、ということが
魅力なのだと思いますが、
その距離が特に近い、小劇場での上演は、まさに異空間、
非日常を味わうにはもってこいの空間です。


それからしばらくして、
比較的大きな劇場での作品も見に行くようになりました。
ハマったのがケラリーノ・サンドロヴィッチ。
前述の大学の先輩たちの劇団も
ケラリーノサンドロヴィッチの劇団「NYLON100℃」に
ゆかりのある劇団だったということもあったのですが、
その面白さや演技、まさに非日常の空間が広がっています。

嫌な事もすべて忘れて、観劇に没頭してしまう
ケラワールドのあのしあわせな空間、
まだ経験されていない方にはぜひおすすめしたいところです。

さらに衝撃的だったのは、
最近は何かとテレビでよくみかけるようになった
美輪明宏主演「椿姫」。

もともと学生の頃から美輪明宏と瀬戸内寂聴っていう二大文化人が
私は大好きで、いたく影響を受けているんですけども
(今もテレビ出てますね…)
昨年、念願の生美輪明宏を見る事ができました。

これまたチケットが取れないわ高いわで、苦労したんですけども…。

話の内容も感動的だったのですが、
何がすごかったって、上に書いたように素顔と舞台上でのギャップ。

お芝居が終わると大抵カーテンコールってものがあるんですが
(そういえばカーテンコールがないお芝居見た事あります…これは衝撃でした!
 前述の寺山修司直系の劇団のお芝居でしたけども)
そのときには、どんな役者も役柄という仮面をはずして、
素に戻る訳です。たぶん。

そしてその瞬間というのが、うまく文章にできないんですけども
なんだかすごく瑞々しいというか、
ああ、この人はあんな役をしていたけどもこんな人なんだ!と
端的に垣間みれる瞬間でもあります。

で、美輪明宏の舞台の話に戻りますが、
この素の美輪明宏っていうのがおそるべし、と言いますか、
舞台にカーテンコールで戻って来た瞬間に
文字通り「ぶわわっ」と涙が出て来て止まらなくなってしまったのです。
言っておきますが、
私は間違っても映画とかお芝居を見て
泣いてしまうようなことはまずないんですよ…。

そのとき美輪さんは
客席全体を包み込むように腕を広げて、
ゆっくりとお辞儀をしただけなんですけども
(決して精神的に病んでいたわけでもないはずなんですが)

「そのままでいい、あなたの思う道をゆきなさい」

という啓示のような言葉が、じわじわーっと伝わって来たのです。
今から思うと、きっとそれを誰かに
言って欲しかっただけなのかなーとも思いますが…

お芝居のストーリーとは関係なく、
その美輪さんのオーラ、存在感に圧倒されたというのか
なんだかすごい波動がズババッと伝わって来たと言うか、
それはすさまじい経験でした。
いまでも強烈に覚えています。

大げさな話ではなく、現人神っていう言葉が
頭に浮かびました。

超能力とかあんまり信じないんですけど
この人は別格だなぁ…私は完全に美輪信者ですね。

そんなわけで、実際のお芝居よりも、
素の美輪明宏の姿の方がインパクトがあったという経験以来、
今でもお芝居を見に行くと、
カーテンコールの瞬間がやっぱりお気に入りだったりします。
(役者の皆さん、ちゃんとお芝居も楽しんでいますので
 どうかどうか誤解のないように…)

さてさて、次回見に行きたいのは
これまた寺山修司にゆかりのある
三上博史主演の「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」。
チケット取れるかなー。。
↓若かりし日の美輪明宏。美しい!
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posted by 底辺ズ隊員 at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月09日

底辺なもの11 手袋

acc4-lg.jpg
↑うーん、いいなぁこういうの。

そういえばブログに何人来てもらえてるか、っていうのが
分かるようになってますけども
日々少しずーつではありますが増えていて
嬉しい限りですありがとうございます(^^)

さて今日はお昼くらいに書いたとおり、
有楽町西武のセール@東京国際フォーラムに行って参りました。

でもなんていうんですか、
行く前から薄々分かってはいたんですけれども
セールでビビッとくる出会いっていうのは
私にはあまりないんですよね過去。

いつもはゆったりと飾るように美しくかけてある洋服たちが
ラックにギュウギュウ詰めにかけてあるだけで
なんだかとてもではないが高価な服に見えない。

コスチュームナショナルやらヴィクター&ロルフの服なんかでも
そんな扱いですから、私にとっては
目を覆いたくなるような光景でした。

やはりブランドの服を買う気になるには
あのショップの雰囲気やら店員さんの接客も
大事なんだよなー、
見栄っ張りと言われようとも定価で欲しいんだよなー、と
またひとつ、底辺ズ的思考に加わるものを感じました。
メモメモ…

さてそんな暗澹たる気分で東京国際フォーラムを後にしたわけですが
その後、遅めのランチをとるべくDELIに向かいました。

野菜ビビンバ丼という
まぁ色気のない食べ物をむしゃむしゃと食べておりますと
横に男の人二人組が座りました。
ひとりはとってもおしゃれさん、ひとりは美形の男の子です。

どうやら話を聞くと、(ダンボで盗み聞きですが)
なんと眼鏡について熱く語っているではありませんか。

予測するに、有楽町のアランミクリに寄ったあとだと思われます。
座るなり、ミクリのフレームについて語りだしました。

アランミクリっていうのは
眼鏡をファッションというレベルにまで向上させた
最初のブランドなどと言われるほどのパイオニア的ブランド。
メンズノンノなんかで眼鏡特集なんてあったら
絶対掲載されるようなブランドです。
ちなみに値段もパイオニア!

おしゃれさんな人のほうは
全部で十数本眼鏡を持っていて、
ミクリのフレームだけでも6本くらい持っているのだとか。
実際横目でチラリと見ますと
赤いフレームでこれもミクリのようです。

でも「ミクリかけてる女の子はちょっとね…」なんて
かわいい男の子のほうがのたまっていたのでもうアウトです(笑)。
かわいい顔が台無しです。

そりゃー、形もデザインもメンズよりなのは認めます。
実際そうだと思いますよ。

ミクリにはalain mikliの他にmikli par mikliという
セカンドラインというんですか、
女の子もかけやすいラインもあったりしますけれど
私が持ってるのはpar mikliでもなく
alain mikliのスタルクモデルというやつです。

スタルクモデルというと、メタルフレームが広告になっていたりしますが
私のは黒い太めのセルフレーム。
どう考えても男の子の方が似合うと思うのですが
それは悔しくて認めたくないので(笑)がんばってかけてます。
そのぶん顔の印象がすごく変わって、
これに帽子をかぶった日には、誰も話しかけてこなくなりますが…何か?(T-T)

まぁそんな底辺ズな男の子たちの会話を最後まで聞くには
ミルクティーがなくなっていたたまれなくなったので
DELIをあとにしました。

微妙な気分になったところで
これはFrance et Carrolに行っていい気分になるしかない!ということで
2ヶ月ぶりにお店に顔を出しました。

最近は、
行ったら必ず何か2アイテム買ってしまうので、
いいカモ扱い?と友人には指摘されるのですが、そんなことは気にしません。

今日も私のツボにスポっとはまるセレクトをしてくれました。

最初からツボにはまる素敵なネックレスたちを紹介してもらい、
いきなり「コレ買うー!」と言いそうになるのをこらえて
「今日はストール買いに来たんだよね…」と勇気を出して言ってみました。

あらっ、それなら…ということで
ストールをいろいろ紹介してもらい、
ぐるぐる巻きになりながら模索した結果、
パープルとキャメルのストライプ柄?のストールを購入。

そしてストールの横からするすると取り出されたのは
大好きなクリストフコパンの手袋。
この前、手袋をしていく機会が無い…と書きましたが
普段でも使いやすいように、
ショート丈の手袋をセレクトしてもらってあわせると、
もうなんていうかめちゃめちゃかっこいい!

ちなみに今日は黒のジャージを上に羽織って
ブルーのスカート&スパッツにピンクのヒール靴、
それにあわせてピンクスウェードの帽子という
いでたちだったんですけども。

それでも十分いい感じだったのですが
白シャツを腕まくりしてはおり、ショートグローブ…なんて、
想像しただけですばらしくかっこいい春のスタイリング完成♪

それに手袋なんて防寒以外の目的でつけてる人なんて
そうそういませんからね。
タクシーの運転手さんかブランドショップの店員さんくらいなもんです。
これは盲点だったんだ!と目からウロコが。

結局ストールに合わせて、
パープルとピンクの細かいストライプの手袋を選びました。

まるでSATCのキャリー・ブラッドショーのような気分に勝手になってます。
(Sex And The Cityっていうドラマに出てくる人なんですけど、
 もうめちゃくちゃおしゃれでカッコいいのです。この話はまたいずれ)

いやー、こういう出会いがあるからおしゃれはやめられません。

いそいそと新しいアイテムを中心にコーディネートを考える
底辺ズ的週末の夜です。
posted by 底辺ズ隊員 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(4) | ファッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

底辺なもの番外編1 底辺ズ的考察

さて、今日は休日ということで
ゆるーく底辺ズについて考えてみようと思います。

底辺ズな人いないのかねぇ…
底辺ズ的行為について語り合える人がいないもんかねぇ…と
周りを見渡して探してみると、職場にいました!

もう30代も後半の人なんで収入は私よりも全然多いんでしょうから
買い物のレベルも違ってますが
最近メールのやりとりをしていて、
そういうの底辺ズっていうんですよーって話をするために、
説明が必要なので定義を改めて考えてみました。

@買い物依存症とは一線を画する。(と思いたい)
A断固たるポリシーを持って買い物をする。
B大衆的なブランドにはあまり興味がなく、
 あくまで自分の感覚をたよりに消費に勤しむ。

まぁとにかく、
スジが一本通った買い物道を究めてる人、
究めようとしている人のことを指すようです。

浪費の正当化ではないか、という方もいらっしゃるでしょう。
実際別の先輩(超堅実派。お金は相当貯めているが
逆にお金の使い道に困っているらしい…うらやましひ)には
そんな指摘を受けた事もありました…

でもどうして浪費という言葉がこんなにネガティブに感じるのでしょう。
なんでそんなに蔑まれなければならないのでしょう。
お金を将来のために貯めている事が
そんなにエラいことなのでしょうか!?

(いや、実際エラいと思いますほんと…(T^T))

ややヒートアップしてしまいました。

個々の価値観の問題ですので、それぞれの考え方で良いと思うのですけど
私はアリとキリギリスなら断然キリギリス派。
老後に備えて…という準備も大切だと思いますが、
今しかできないことをやる!っていうのを常々のポリシーとしている私としては
冬のつらい季節になったとしても、後悔はしないと思うのです。

勤勉さこそ第一、と教えられてきた教育の
洗脳の結果ではないのか、とすら疑って
また自分を正当化する自分がここにいますけども(笑)

言い換えると金銭的豊かさもですが
精神的豊かさを何よりも大切にしたい。
文化的活動にはお金を惜しまない、底辺ズの源はここにあるのです。

底辺ズというネーミング発祥のきっかけは、
忘れもしません友人との会話でした。

ひとしきり私のdangerousな戦利品の話をしたあと、
これからも消費活動頑張るぞーっ!突っ走るぞーっ!と決意を新たにし
するとあるフレーズが頭をよぎりました。

「日本の底辺で、浪費を叫ぶ」

折しも昨年、片山恭一「世界の中心で、愛を叫ぶ」の映画が
大ヒットしている頃、
平井堅の歌声があちこちで聞こえていた頃でした。。

ポイントなのは「底辺」だということ。
決して上流とは間違っても言えない日々の生活のなかで、
それでも文化的消費活動に
自分の身を切って(?)得たわずかな収入を注ぎ込む。
その行為を為す人々を思うとき、
私は愛すべき底辺ズの呼称を持って
ささやかながらエールを贈りたいと思うのです。
金銭的援助はできませんけども…(;_;)

周囲を見渡して、
「なんで!?」と思うくらい高い買い物をしてしまう人がいないか
探してみてください。

そしてその品に対する思い入れを聞いてみてください。
トクトクと語ってくれるようであれば、
もうその人は底辺ズ的思想を持った、れっきとした底辺ズそのものです。

ささ、今日は有楽町西武のセールがあるらしいので
でかけねば・・・

posted by 底辺ズ隊員 at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月08日

底辺なもの10 友達の結婚式

一日空いてしまいましたが、
その穴を埋めるべく、
今日は最も底辺ズ的に散財したテーマで行こうと思います。

テーマは「友達の結婚式」。
私は決して友達が多い方ではなく、かなり少ない方です。

東京に引っ越したとき、携帯の番号を変えたのですが
友達に教える(一斉報知…マメにする人いますよね…エラい!)のが
この上なく面倒で、結局連絡が取れなくなった人も多かったのですが
そんな感じでも大して困らないくらいなので
あまり多い方ではないといえるでしょう…

で、そんな私にも学生時代にとても仲の良かった女の子がいまして。
その子が結婚するというから一大事です。

というのも、私は結婚式なるものに行ったことがなく、
パーティーに出られるような洋服やらその他もろもろの小物たちも
持ち合わせていなかったのです。

親友の結婚式なので、
一点でも妥協した格好で行った日には一生後悔してしまうことでしょう。

というわけで、
旅行しようとおもって使わずにとっておいたお金を、
すべて彼女の結婚式のためにつぎ込むことを決意しました。
ここぞ底辺ズの腕の見せどころです。

妥協しない、我慢しない、と決めたことで
普段は手が出ないような代物に挑む絶好のチャンス到来。

何ヶ月も前からいろいろ迷ったあげく、
会社の先輩(男)の「やっぱ黒がキレイに見えるでしょ」というアドバイス?、
それに常々パステルカラーのドレスは避けたいと思っていたこともあり、
思い切ってフセインチャラヤンの黒いワンピースを入手しました。

↓これの色違い、黒です。
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私のようにウエストが気になる人でも隠せるデザインで、
丈も長めなので足も隠れるし
ディテールがやはり凝っているのでもうたまりません。一目惚れってやつでした。

で、次に買わねばならないのが小物たち。
こうなったらチャラヤンのドレスにみあう小物たちを
何としてでも揃えなければなりません。

困ったときには行きつけのお店ってことで
ドレスを買ったその足で、前述のFrance et Carrolに向かいました。

事情を話すと、
店員さんはドレスにあうものをトータルコーディネートよっ!と
腕のみせどころですから、
普段はお店の帽子やらストールをかけてあるボディを持ってきて
(やー、このボディがまたおしゃれなんですよ…家に置きたい)
ドレスを着付けるところから始まりました。

そして決して広くないお店の一角は
ボディを中心にストールやらバッグやらアクセサリーやら、
もう私のためだけのパーソナルスペースと化し、
しばし店員さんを2人ばかり独占するハメになりました。

場所柄決してお客さんが入らない訳ではないんですけども
トータルでコーディネートするなんてあまりないことですから
店員さんもめちゃめちゃ張り切って選んでくれます。

このお店のいいところは、
まぁきっとノルマなりあるんでしょうけども、
そういうのを全く感じさせず、
とにかくそれぞれの店員さんの好みやら主張やら
ちゃんとポリシ−を持ってるんだなと感じさせ
それぞれのセンスで勝負している感じを受けるところ。

またそういう姿勢が底辺ズの道に通じるところがあり
ファッションについても他のことについても
つい立ち話なのに話し込んでしまうこと多々。

ヘタに「お似合いですよー」と言われるよりも
そんな時間が心地よく、
またプロ魂を感じ、私はシビれてしまいます。

こんないい気分にさせてくれるのも
このお店の大好きなところ。
この店のお得意さんでよかった…
今まで散財し続けたかいがあったというものです。。

さてそんな中で選んだ品々。
もう完璧としかいいようがないコーディネートで
何回身に付けても幸せな気分になるのですが
その中でも気に入っているのが
ジャマンピエッシュ(JAMIN PUECH)のバッグ。
ジャマンのバッグはいくつか持っていて、そのどれもお気に入りなのですが
黒いドレスのアクセントになる鮮やかなエメラルドグリーンの逸品です。
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なんでもカールラガーフェルドやらクロエのバッグデザイナーだった人の
立ち上げたブランドなのだとか…

まぁジャマンの話はまたいずれするとして、
バッグの他にもストールやらネックレスやら
今までにしたどの散財よりも一番の金額をたたき出してしまったわけですが。

その中でもこれはっ!と思ったアイテムがありました。
買おうと思っていなかったのに
このコーディネートにはものすごくハマっていたものが。
それは「手袋」です。
ロンググローブって言うんですか、よく知りませんけども
スチュワーデス物語の片平なぎさを彷彿とさせる、あの長い手袋。

私の大好きなブランド、クリストフ・コパンというデザイナーの
デザインによる手袋なのですが、これがまたおしゃれ!

というわけでこれまた一目惚れ、店員さんも大盛り上がりで
ちゃちゃっとコーディネートに加わりました。

この後、このコーディネートでイメージが固まったので、
これがまた普段買えないで涙を飲む「ロドルフ・ムニュディエ」の
黒い10cmピンヒールを購入。
スワロフスキーの入ったドクロがヒールの付け根にくっついてて
かっこいいのなんので一目惚れ。
もう完全に金銭感覚おかしくなってました、この時は…

そんなわけで完全装備で晴れの日を迎えることができ、
若干浮いてしまった感は否めないですが
親友のために人生で一番の散財をした自分にちょっと酔いながら
門出を祝ったのでした。

ただ、心残りなのは、
まだ秋になったばかりでシルクの手袋は暑かったのと、
そもそも手袋なんて結婚式でしてる人いないじゃん(T^T)ってこと。
それから数回結婚式によばれましたが、
さすがに手袋をはめる勇気は出ない私です。

ほんとなら椎名林檎ばりの帽子もかぶりたいところなのですが。

ああ一度でいいから
手袋はめてもいいパーティーに行きたいな…ぼそっ
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2005年04月07日

底辺なもの9 哲学

今日のテーマは哲学。

なんで哲学なんて…という疑問は当然のことと思います。
実際学生の頃、哲学の授業なんて避けて通ってました。
ただ眠いだけの、私の興味の範疇に入る気配すらありませんでした。

それがなぜ底辺なものとなったのか。

それは前述の本好き、というところに行き着きます。

ハードカバーの本を手当たり次第買いまくって
月2万円も本代にかけていた時期があったことは
前にも書きましたが、
文芸誌購読という方法を発見する前、
どうにかこの読書のペースを落とす方法は無いものかと
考えていた訳です。

活字中毒気味の私の読書ペースを変えることなく
知的好奇心を満たす方法とは。

ちなみに図書館に行けばいいやん、というのはナシですよ。
それがお金がかからなくていいというのはわかっているのですが
底辺ズ的思想からすると
自分を満たしてくれる活字を提供してくれる作家に対して
お金を払わないのはフェアじゃないような気がして。
…って文字にしてみると危険思想ですね。
考え直した方が良いような気がしてきますけど…。

ともかく、お金を払って本を買うという前提で
でも現実問題収入は限られており。

そんなわけで、読書のペースをせめて落とせないかと考えました。
浮かんだのは「難解な本を読む」。

そして「難解」→「哲学」にたどりついたと。

…こんな形で哲学にたどり着く人はそうそういないでしょう…
哲学者が聞いたら嘆き悲しむに違いありません。

まぁ入り口の動機はなんにせよ、
哲学の本を読んで読書のペースは落ち、
本代もかからなくなりました。
なんせ読了することすらままならないのですから。

実際最初の3ページくらいを何度も何度も読むのですが
こんなにわからない日本語をよくもまぁ並べられるものだと
感心しつつもそれはそれで苦痛。
わかってはいましたけれど、普段活字好きと言っている私としては
そんなに難解な日本語を目の前にして黙って引き下がるわけには行きません。

基礎知識も無いのに最初からハイデガーやらサルトルやら
読めると思う私も私ですが…無知ってのは怖いものです。

というわけで、仕切り直して
改めて本屋の哲学書コーナーの前に立ってみました。
そしてもうこの世にはいない歴史的な外国の哲学者の著作ではなく
日本人の、現在進行形で哲学を展開している本を手に取ってみました。

何かで読んだのですが、
西洋思想というのは西洋の文化に基づいたものなので
フランス語やら西欧の言語の発想で生まれたもの。
よって日本語にはない単語も多々あり、
したがってフランス語ではすんなり理解できる事が
日本語に無理に訳すことによって
不必要に難解になっていることが多いのだとか。

というわけで
哲学を学ぶには前提として自然に理解できる言葉でないと
ダメだよなー、と思って日本語の本を選びました。

哲学と言うと、
大学で買う教科書のような本を連想してしまいますが
巷には一般の人向けに書かれた哲学の本も多々出回っていて
割とお手軽に哲学に触れる事ができるのです。

その中で知った事なんですが、
哲学というのは本来誰の中にもある根源的な問いに答えるもの。
なぜ生きているのか?なぜ死ぬのか?
なぜ自殺しちゃいけないのか?
なぜ生まれてきたのか?なぜ働かなきゃいけないのか?
なぜ自分がここにいるのか?
…などなど。

それをいろんな言葉でつきつめていった結果が
哲学という学問のはじまりだということ。

紀元前の哲学者が、科学者でもあり医者でもあり…なんてことがあるのも
なんとなく納得です。

そんなこと誰も教えてくれなかったなぁー。
そういうことを中学や高校でちゃんと学ぶフランス人に
優れた哲学者が多いのもめちゃめちゃうなずけるというものです。
フランスには義務教育で哲学の授業があるのだとか。
日本の道徳なんてものとは比べ物になりませんね。

ちゃんと物事をつきつめて考えて、
自分なりの答えを出す。
そのプロセスを経ることで人生の彩りも
少々変わってくるのではないかと、常々思います。

そしてその手助けとして、
先達の確立した哲学という学問が存在している。
…と数冊の入門書を読んで私はそう受け止めました。

実際哲学をかじる前と今とでは、
少しだけ世界が違って見えます。

私が入門書として選んだ本はいくつかあるのですが、
そのなかでも面白かったのが
鷲田清一「死なないでいる理由」。
もうタイトルだけでゾクゾクしちゃいますね。
死ぬ理由がある、っていう人はいても
死なないでいる理由について語る人はあまりいませんから。
実際目からウロコ的な記述がたくさんありました。

ともあれ底辺ズ的思想も、
ちゃんとこうやって文字にしてつきつめて考えて、
固めていきたいなーなんて思うこの頃です。
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2005年04月06日

底辺なもの8 映画

昨日からアクセス障害?で記事をUPできなかったので
今日は昨日書いた分と2日分UPするとします。。
うーっ、毎日更新したかったのに…

でも裏方さんたちは何時間も
障害復旧に奔走していらっしゃったのでしょう、お察しします。

実は私もコンピュータ関係の仕事をしているもので、
なんとなーく雰囲気分かったりするんですよね…こういうときの現場の。
サービス向上に向けて頑張ってください、スタッフの皆様^^

さて、今日のテーマは映画です。

私が東京に出てきたときに、いろいろ自分の中で
課したノルマというのがありました。
なんていうんでしょうね、
ずっと陸上という個人競技をしていたせいなのか、
何か日々に目標がないとつまんなくていたたまれなくなる性分なのです。

というわけで
「週に1本映画を見に行く」という目標をたてました。
まぁ東京の学校に通っていたわけでもないので
友達もロクにいない、要は休日にヒマだったのです。

常々の行動の核になるポリシーとして
「文化的活動にお金を絶対に惜しんではならない」とこれまた
課しているもので、当然映画鑑賞(=文化的活動)にも
お金を惜しんではならないわけです。

そういう意味ではファッションにこだわるのも
つきつめればそういうポリシーに行き着くわけですね。

まぁこのポリシーの話は長くなるのでまたの機会として、
今日は週に一本見ると決めた映画の話。

しかも映画見にいく時間がない、ってときは
DVD(ビデオ)を週3本と決めていたりしました。

そうして始まった映画週一本生活は
実に3年近く続く事となりました。

…友達少ないんだな…

まぁそれはおいといて、
映画を見るのはひとりが良いなぁ、と常々思います。

なんでかって、私は映画のストーリーが
順序立てて覚えられないのです。

映画を見ているうちはちゃんとついていっていても
見終わると、
一番鮮烈に感じた映像と漠然とした感情が脳に残っているだけで、
あらすじなんてものはほとんど覚えていないことが多いのです。

そう、まさに道順を口で説明するのが苦手なタイプ。
頭の中に鮮明な映像があるのに
「なんかへんな看板のついてるビルの前に信号があって、
 わたって、びゅーっていくと着く」とか説明して
「全然わからん」と言われること多しです。

なので、映画のあらすじについてともに語る、なんてことは
至難の業。

しかもストーリーについていくどころか
登場人物の感情にリンクした過去の経験なんか思い出して
「ああ、そんなこともあったよなぁ…」とか思ってるうちに
話がどんどん進んでわかんなくなっちゃうことも少なくないですヾ(ToT;)マッテー!

そんなわけで、
ストーリーを覚えておかなきゃ!とか余計なプレッシャーを感じないためにも、
自分ひとりで見るに限る訳です。

さて、そこでもうひとつ語るべきは
ひとりで女性が映画を見に行くという行為。

間違っても有楽町マリオンなんかには足を踏み入れられません。
いくら一人で行動することが多い私とて、
ひとりで映画を見に行くってことを絶対しなさそうなカップル率が高く、
またひとり映画鑑賞率が限りなく低い有楽町マリオン界隈、
ここに一人で乗り込む勇気はありません。

まぁ負け惜しみではないですが、
もともと全国ロードショー!っていう映画よりも
東京でしかスクリーンで見れない!っていう方に心ひかれるもので
(どこまでも田舎モンですね)
うまいこと住み分けができているっちゃぁできてます。

そうなると自然とでかけるのは渋谷のミニシアターたち。

ここは逆にひとり映画鑑賞率がかなり高いです。
むしろひとりのほうが落ち着いてみれる、希有なゾーンでもあります。

その中でもひとり映画鑑賞率が高い映画館は、
「ユーロスペース」と「シアターイメージフォーラム」。
日曜日の昼間だって、土曜の夜だってガラガラなときあります。
…たまに余計なお世話ですが、経営が心配になるときがあります。

そのくらい作品のセレクトがマニアックで、
そのマニアックさがたまらなく底辺ズのツボをつくわけです。

ミニシアターを中心に、
3年くらいひたすら週末は足しげく渋谷に通っていた訳ですが、
最初はもっぱら暗くてひたすらネガティブで強烈な映画がお好みでした。
今見ると吐き気を催してしまうような(笑)ものばかり見ていました。

当時傑作!って思ったのは
「レクイエム・フォー・ドリーム」。
今は最後まで見る気になれるか自信ありません…

そういう映画の方が、人間の本質に迫っているような気がする…と
もっともらしい理由をつけることもできますが、
要は自分が暗かったんですね。友達もいなくて(;_;)
そういう作品に共感したいっていうだけのことでした。
要は感情は映画の好みを左右するってことです。

まぁそんな暗い時期をすぎて
いろんな映画を相変わらず見ていたんですけれども
いくつか強烈な出会いがありました。

ひとつは、名前を忘れてしまったのですが、
シアターイメージフォーラムで見た、カナダの映画監督特集のなかの一つです。
エイズをテーマに(確か監督自身はエイズで亡くなった?)した
作品ばかりだったのですが、
そのひとつに、ひたすら画面が青いまま、というのがありました。
最初は故障かな?と思ってみていたんですが、
音声と字幕はきちんと出ていて、
でも画面は真っ青で波打つ映像が上映されているだけ。

ストーリーは音声から推測するに
エイズにかかった人の葛藤や苦しみ…のような話だったと思うのですが、
1500円返せー!って思うよりも、
青い画像を見つめていた時に
自分の中で膨らんだ想像の世界の鮮明さに、
映画という表現手法の新しい側面を見たようで、
ちょっとお得な気分になりました。

もう一つ特筆すべき鮮烈な出会いは、寺山修司の作品。
これはユーロスペースで2年くらい前に特集されていて、
そのうちのいくつかを見に行きました。

私はほとんど予備知識もなく、
あの美輪明宏と一緒に昔なんかいろいろやってた人だよねー、っていう
くらいのことしか知らなかったんですけれども。

最初に見たのは「草迷宮」という、
三上博史のデビュー作でもある映画だったのですが、
何が強烈だったかって、その前に上映された実験映画の短編。
ゴダールも真っ青のシュールレアリスムの世界。
草迷宮もかなりセンセーショナルなんですけど
私には短編がより強烈でした。

30年も前の映画を今見ても「実験的」と感じてしまう、
その異次元的な視点、
心臓をえぐりとるような、感情の平衡感覚を奪われるような
とにかく映画をみたあと、絶妙な胸騒ぎが残る。
かといってそれが気持ち悪いかと言うと、それだけでもないのです。

まだ見た事が無い方には、
こんな事をこんな風に感じる自分がいるんだ、という
これまでにない新たな発見があるに違いありません。

寺山修司については、
詳しい方がもっといらっしゃると思うのですが、
私はこの人の作品について
残念ながら的確に表現するボキャブラリーを持ち合わせていません。。
上記の説明も、何度書き直しても何かが違います。
それくらい、誰にも真似できない独特の世界観がある
強烈な寺山ワールドが広がっている訳です。

とにかく、10代の頃にもし寺山作品に出会っていたならば
きっと人生が変わってしまっていたのではないかと思うくらい
足もとから地面が崩れて落ちて行くような
衝撃を受けました。

実はそれ以来、映画館に足を運ぶ気になれない時期がありました。
今も前ほどには通っていません。
それは寺山修司の作品ほどの感情の起伏を呼び起こす作品には
出会えそうにないからです。
実際にまだ出会えていません。。

まぁそういういろんな理由で、
娯楽的な要素よりも、
なんだかストイックなものを求めてしまう私ですから
誰かと映画を見に行くってことは必然的に減ってしまうわけですね。

ああ、男運が逃げて行く…
posted by 底辺ズ隊員 at 02:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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