2005年04月05日

底辺なもの7 ドラクロワ

さて、今日は人物について書いてみようと思います。

テーマは「ユージェーヌ・ドラクロワ」。
(Euge`ne Delacroix 1798〜1863)
彼の描いた、よく美術の教科書に載っている
「民衆を率いる自由の女神」はあまりにも有名です。

私は今までに二回しか海外旅行に行った事がないのですが、
そのどちらも目的地はパリでした。
しかもどちらも一人旅。

最初の旅の目的は
「フランスの眼鏡屋巡り」だったのですが
(この頃は眼鏡にはまりまくってたので…)
とりあえずパリに来たんだから
一通り観光もした方がいいのかなーと、
ルーブル美術館に立ち寄ったのが運命の分かれ道。

ひととおりサモトラケのニケやらミロのビーナス、
モナリザなど有名どころは見たし、あとは何だろなーと
歩いていたところに、
とある絵に釘付けになってしまいました。
↓これです。(記念すべき初画像ファイル)
orpheline.jpg

それはドラクロワの「墓場の孤児」という絵。

そこはドラクロワの絵ばかり集めてあるフロアの一角で、
他にもドラクロワの絵がたくさんあるのに
私が心奪われたのはその絵だけでした。

そこに描かれた女性の
強く生きる大きな瞳から目を離せなくなってしまい、
30分くらいその絵の前で動けなくなったのです。

その背景が墓場だ、ということも
帰国して画集を見た後に気づいたほど、
この絵の瞳しか見ていませんでした。
それほどに魅力的な瞳をしているのです。

(残念ながらどうしても本とかで見ると
 その瞳の力強さが伝わらないんですが…)

なんでこの時、この絵にそんなにひかれたのか、
理由はよくわかりません。

まぁともかく、
西洋美術に関する知識なんて皆無に等しいのに
なんだかそんな衝撃的な絵を描いた人物の事を
いろいろ知りたくなって、そのあとすぐ予定を変更して
近くにあるドラクロワ美術館に足を運びました。

大作はルーブルやその他世界中の美術館に展示されていますが
ここは彼のアトリエとして使われた場所でもあり、
(私が思い込んでいるだけ?確かそんなだったような…
 詳しい方いたら教えてください)
彼の使ったものやデッサンなどが中心に展示されている
小さな美術館です。
当然ルーブルみたいな日本語のガイドもありません。

ただ、ドラクロワという人がここにいた、
この紙の上でペンを走らせていた、という事実、
あの「墓場の孤児」につながるものがあるのだと思うと
それだけで感動してしまうのでした。

ただ、その時には彼の人生がどんなものだったのか、
(書いてあってもフランス語ばっかりだったし…)
全くわかっていませんでした。

そして帰ってから読んだのが
平野啓一郎「葬送」。
これは本屋に行って見てみるとわかるんですが、
上下巻ある相当分厚いハードカバーの本です。

実は分厚い本って言うのが私は好きで
話の内容はともかく即刻買ってしまうのですが
平野啓一郎という作家の作品は、
私には難しく感じて、
そんなことはめったにないのですが
めずらしく三分の一くらい読んだ後には
部屋の隅に追いやられていました。

でもフランスから帰って、
よく考えたらこの本はドラクロワとその友人ショパンが
題材ではないか!ということで
ドラクロワのことを知りたい一心で
一気に読了。

実際にはショパンが主人公のような印象なんですが、
その周りの友人やショパンとドラクロワの友情はもちろん
日々の生活も細かに描写されており、
創作とはいえ私に刺激と充足感を与えるには
十分な本でした。

それ以来、上野の国立西洋美術館にあるドラクロワの絵を見に
仕事が休みの日に、何度か足を運んでみたりしています。
(企画展とは違う常設のフロアなので、いつも空いています)

そのうち美術史をちゃんと勉強してもう一度パリに行きたいなぁ…
そして絵の説明書き(フランス語)を読みたいなぁ…と
密かな野望(小さいな)を抱いています。
そのためにはお金は惜しまないぞ、という決意を込めて
底辺なものとして書いてみた次第です。

そういえば横浜でルーブル展が始まりますね。
ドラクロワの作品もくるんでしょうか…

面白くない話になってしまいましたけれども、
それというのもNHK教育のフランス語講座(今日が今年度最初)を
いきなり見逃してしまったショックが少なからず影響しているように
思います。

再放送はちゃんと録画しよっと。
posted by 底辺ズ隊員 at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 芸術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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