2005年07月11日

底辺なもの55 エソラ創刊2号

さて、最近サボり気味ですから、
週の最初くらいちゃんと書こうと思いまして。

今日のネタは「エソラ」という文芸誌です。

文芸誌を月に2-3冊買ってるっていう話は
これまでにも散々してましたけど
去年の暮れでしょうか、とある文芸誌が創刊されました。

それが講談社から出てる「エソラ」です。

これは小説とマンガの雑誌で
文芸誌にしてはちょっと珍しく全編読み切りです。

1200円するので、文芸誌にしてはやや高めなのですが
この文芸誌には全編読み切りっていうことの他に
特色がもうひとつあります。

それは「不定期刊」ということ。

予算の関係なのか分かりませんけれども
とにかく不定期刊なのでいつ出るかわからない。

先日フラリと青山ブックセンターに立ち寄って
文芸誌の棚をチェックしたところ
最近新刊が発売されてたんで即買いしてしまいました。

評判次第ではいきなり廃刊になっちゃったりするんじゃなかろうかと
勝手に想像していたので、
ほんとに嬉しかったです。講談社さんには頑張っていただきたい。

陰ながらエソラのファンです。

何がいいって、全編読み切りなのはもちろんなんですけど
その内容が重すぎない。

決してコテコテの文学性の高い作品ばかりではないけど
そんな重くない感じもまたエソラの良さだなと感じます。

読む本に困ったときに、気軽に手に取れる。
文芸誌っていうのは、連載だと何となく損した気分になりますから
その点でかなり他よりも有利だと思うし、
分厚い本だけど物語のひとつひとつは決して長くないし。

そんなごった煮感もまたよろしです。

上で「物語」と書きましたが、
この本の特色としてそういえば「エソラ」→「絵空事」→「物語性」を
とても重視してるってこともありますね。

上記のことは創刊の辞に書いてあったような気がしますけれども
空想世界のもつ不思議な雰囲気が一貫して描かれているような気がします。

お気に入りはやはり伊坂幸太郎氏の作品。
「重力ピエロ」でかなり有名になった方ですが(私はまだ読んでないんですけど)
私はこのエソラで初めてこの人の作品を読みました。

ミステリーってあまり読まないくせに
男性の書くミステリーっていうのは
その重厚感からしていいなと思っているんですけど
この人のは典型的に好きなパターンのストーリーの進み方です。

ちなみに桐野夏生のミステリーは
ほんとに女性が書いてるのかな…と思ってしまうんですが
皆様いかがでしょう。。

桐野夏生といえば
4年くらい前に「玉蘭」という小説を読んだのですが
こういうスケールのデカい話ばかり、一時期ハマったことがありましたねぇ…。

というわけで、
梅雨のうっとうしい夜に、
エソラ片手に空想の世界にどっぷり浸ってみる底辺ズでした。
posted by 底辺ズ隊員 at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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